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クエリ検索: "図書館"
77,971件中 1-20の結果を表示しています
  • 吉田 右子, 川崎 良孝
    図書館

    2011年 62 巻 6 号 392-410
    発行日: 2011/03/01
    公開日: 2017/05/24
    ジャーナル フリー
    本稿はアメリカ公立
    図書館
    史,
    図書館
    情報学教育に関心を持つクリスティン・ポーリーの
    図書館
    史研究の全体像を明らかにすることを目的とする。本稿ではポーリーの研究成果を,プリント・カルチャーと公立
    図書館
    の歴史的研究,研究方法論,
    図書館
    情報学の批判的研究という3つの領域に分けて検討した。ポーリーの
    図書館
    研究は,プリント・カルチャーを射程に入れることで
    図書館
    史研究の領域を拡張し,
    図書館
    に対する批判的視点を
    図書館情報学および図書館
    学教育に照射することで浮かび上がる論点を中心課題にしていることが明らかになった。
  • 塩見 昇
    図書館

    2004年 56 巻 4 号 214-222
    発行日: 2004/11/01
    公開日: 2017/05/24
    ジャーナル フリー
    学校
    図書館
    の制度的黎明期である戦後初期に,学校
    図書館
    を活かした教育実践をさす用語としてよく使われた「
    図書館
    教育」は,1960年代初めに「学校
    図書館
    の利用指導」にとって代わられ,姿を消す。ところが,子どもたちが自ら考え,自ら学ぶ学校への転換が強調される1990年前後からの教育改革の動きを受けて,学校
    図書館
    への関心が高まる中で,学校
    図書館
    の教育的意義を「
    図書館
    教育」として表現することが目立っている。この用語の消長には,学校教育と学校
    図書館
    との関連性の反映がうかがえる。いま,「教育としての学校
    図書館
    」像の理論的・実践的な構築に向け,改めて「
    図書館
    教育」概念の復権を提起する。
  • 奥泉 和久, 小黒 浩司
    図書館

    2003年 55 巻 3 号 158-167
    発行日: 2003/09/01
    公開日: 2017/05/24
    ジャーナル フリー
    敗戦直後の青年会活動は戦前の活動の延長線上にあった。青年会
    図書館
    も同様であり,長野県下伊那郡上郷村では,戦後,青年会に
    図書館
    運営が委託されたものの,
    図書館長には国民学校長が充てられるなど戦前の図書館
    運営を踏襲していた。ところが,上郷
    図書館
    に村の診療所が併設され,青年たちの
    図書館
    活動は大きな制約を受けることになった。この頃青年会では自主的な
    図書館
    運営をめざすべきだとの議論が起こり,青年たちは
    図書館
    を自らのものとし,
    図書館
    を診療所から独立させるための運動をすすめることになった。青年たちは,
    図書館
    を本来の姿に取り戻すため,民主化運動の一環としてこの運動をとらえ,
    図書館
    長の選任についても議論を重ね,
    図書館
    規程を改正するなど自主的な管理・運営体制を実現した。また,青年たちはこの運動をとおして,
    図書館
    の運営主体であると同時に,
    図書館
    を維持・発展させるため,自ら読書をしたり議論し交流する場を求める,いわば利用者としての主体を形成していく必要性を明らかにした。
  • 高梨 章
    図書館

    2012年 64 巻 1 号 2-18
    発行日: 2012/05/01
    公開日: 2017/05/24
    ジャーナル フリー
    昭和初年期は視聴覚メディアが大衆化した時代である。映画・レコード・ラジオ・紙芝居等々。今回はその中から「映画」を取り上げ,映画上映・映画鑑賞という視点から昭和戦前・戦時期の
    図書館
    を検証した。主な対象
    図書館
    は,鎌田共済会
    図書館
    ,葵文庫,東京市立
    図書館
    ,県立鳥取
    図書館
    である。「映画」を取り上げることによって,
    図書館
    がどの層を対象としてサービスを行なっていたのか,力を注いだのかが見えやすくなる。その地域性や,
    図書館
    の方針等を踏まえて,意外にバラエティに富んだ
    図書館
    の諸活動を見ていく。
  • 沢崎 友美
    図書館

    2022年 74 巻 3 号 177-192
    発行日: 2022/09/01
    公開日: 2022/10/01
    ジャーナル フリー

    本稿では,「

    図書館
    は主権者をいかに支援しうるか」ということを考察した。
    図書館
    関連法などからは,主権者に対する
    図書館
    の責任が読み取れる。しかし,これまでの
    図書館
    界では,主権者を支援する具体的な方法については,十分に議論されてこなかった。そこで,国内外の
    図書館
    の多様な主権者支援の事例を取り上げることで,
    図書館
    という場が持つ可能性を提示した。また,こうした取組を広げていくには,
    図書館
    の中立性の在り方を再検討し,
    図書館
    内外の理解を得る必要があること,それと並行して可能な実践を積み重ねていく必要があることを指摘した。

  • 仲村 拓真
    図書館

    2019年 71 巻 4 号 240-254
    発行日: 2019/11/01
    公開日: 2019/12/09
    ジャーナル フリー

     1933年の改正

    図書館令による中央図書館
    制度の再解釈を試みるため,成立当時の雑誌記事,会議録等を史料とし,成立及び運用をめぐる関係者の意見を分析した。結果として,代表となる
    図書館
    が他館を指導する考え方は
    図書館
    令改正運動が初出ではないこと,成立の経緯では,日本
    図書館
    協会に比べ,青年
    図書館
    員聯盟では大きな関心事とならなかった可能性があることなどを明らかにした。運用については,①活動内容の問題,②活動条件の不備,③
    図書館
    間の関係性,④中央
    図書館
    の実態把握,に関して,批判や問題点の指摘があったことが判明した。

  • 学校図書館の呼称と機能の認識
    米谷 優子
    図書館

    2019年 71 巻 1 号 16-35
    発行日: 2019/05/01
    公開日: 2019/06/14
    ジャーナル フリー

     学校

    図書館
    は,児童文庫等と呼ばれていた過去から,戦後には「学校
    図書館
    」と呼ばれるようになってきた。しかし,現在でもなお公的文書で「図書室」の語も散見される。本研究では,学校
    図書館
    の呼称の用いられ方の現状を,教育施設,
    図書館
    ,及び建築の各視点から検討し,呼称と機能の認識について考察した。呼称の相違は,学校
    図書館
    の機能の捉え方・認識の差を反映している。「専門」の「人」がいる「
    図書館
    」として認識されその機能が強化されるよう,「学校
    図書館
    」の語を徹底することが必要である。

  • -中学校図書館での実践を振り返って-
    庭井 史絵
    コンピュータ&エデュケーション
    2020年 48 巻 31-36
    発行日: 2020/06/01
    公開日: 2020/12/09
    ジャーナル フリー

     1998年の学習指導要領改定以降,学校

    図書館
    がすすめてきたさまざまな取り組みのなかから,情報リテラシー教育の一環としての
    図書館
    利用教育と,学びの「場」としての学校
    図書館
    づくりに焦点を合わせて論じる。筆者自身の中学校
    図書館
    における実践と,国内外の学校
    図書館
    ・公共
    図書館
    の動向から,学校
    図書館員による図書館
    利用教育の推進と,主体的・対話的に学べる「場」づくりは,学校教育のなかで「言語活動や探究活動の場」として
    図書館
    を活用していくために必要な要素であることを示した。また,教員と学校
    図書館
    員の協力や,
    図書館
    側の情報発信を今後の課題として指摘した。

  • 吉田 右子, 川崎 良孝
    図書館

    2018年 70 巻 4 号 526-538
    発行日: 2018/11/01
    公開日: 2018/12/14
    ジャーナル フリー

     本論文では無料制,公開制,自治体直営を原則とするアメリカ公立

    図書館モデルが公共図書館
    の基本モデルであることを確認した上で,これに該当しない公共
    図書館
    の類型を示唆することで,改めて公共
    図書館
    の理念を問う作業を試みた。具体的にはアメリカ公立
    図書館
    モデルの枠組みを拡張化することで射程に入る公共
    図書館
    をパブリック・ライブラリーと呼称し,複数の類型を提示した。そしてパブリック・ライブラリーの事例の検討を通じてその特徴と理念を抽出し,アメリカ公立
    図書館
    モデルの理念に逆照射することで,公共
    図書館
    の理念を再検討した。

  • ウェブサイトにおける図書館コメントのテキスト分析から
    金 武剛, 鍾 静涵, 園田 俊介
    図書館

    2023年 75 巻 4 号 241-260
    発行日: 2023/11/01
    公開日: 2023/12/28
    ジャーナル フリー

     テクノロジー時代において,施設空間としての

    図書館
    の「場」の価値は,
    図書館
    の今後の発展に関わる重要なテーマである。このため,市民の認識から
    図書館
    の「場」としての価値を調査することは,今後の
    図書館
    事業発展の要素を明らかにする上で重要である。全体的な概要把握と傾向分析をするにあたり,公共
    図書館
    3館(上海
    図書館
    ,浦東
    図書館
    ,浜海新区
    図書館
    )のウェブコメント情報を選び,Python,Jieba分詞,SnowNLPからデータ収集と分析ツールなどを活用することで,高頻度単語の分布,感情分析,時系列変化の3つの側面から市民の認知に関するテキスト分析を実施した。結果として,公共
    図書館
    は依然として市民の読書にとって重要な「場」であること,公共
    図書館
    のサービスは非常に好まれ社会的評価も大変肯定的であったことが分かった。また,文化と観光の融合発展を促すことも,市民が公共
    図書館
    に対して抱く特徴的なイメージであることがわかった。テクノロジー時代において,公共
    図書館
    は「場」の価値について社会認識の変化に大きな注意を払うべきであり,文化と観光の融合を今後の重要テーマとして捉えることで,
    図書館
    の質的発展を促進することができると考える。

  • 大島 真理
    図書館

    2004年 56 巻 4 号 224-235
    発行日: 2004/11/01
    公開日: 2017/05/24
    ジャーナル フリー
    戦後日本の占領軍支配下において作られたCIE
    図書館
    に,多くのアメリカ人女性
    図書館
    長を見出すことができる。CIE
    図書館
    の利用者の書いた資料から,実際的なCIE
    図書館
    の姿を分析すると同時に彼女らの業績を調査した。さらに来日の背景の分析,日本の
    図書館
    界に及ぼした影響などについて考察する。
  • 小黒 浩司
    図書館

    2004年 55 巻 5 号 234-245
    発行日: 2004/01/01
    公開日: 2017/05/24
    ジャーナル フリー
    1924年4月開館の長野県下伊那郡千代村立千代
    図書館
    は,その館則と細則によって,開館当初村の青年たちによる自主的な運営が認められていた。しかし村当局はこの館則・細則の改定によって,青年たちから
    図書館
    の運営権を剥奪した。千代
    図書館
    はその後,「改正
    図書館
    令」によって県立長野
    図書館
    の強力な統制下におかれる。1939年1月には,「優良
    図書館
    」表彰を機会にして,一部蔵書の廃棄が行われた。
  • 石山 洋
    図書館

    2000年 52 巻 4 号 204-207
    発行日: 2000/11/01
    公開日: 2017/05/24
    ジャーナル フリー
    小黒浩司編著テキストに司書講習科目"図書及び
    図書館
    史"の新風を見,(1) 図書以外の記録メディア導入,(2)日本中心,(3)近現代中心,(4)公共
    図書館
    中心の方針に共鳴すると共に,内容を検討し,(1)メディア論を
    図書館
    史と一緒に論ずべきこと,(2)外国
    図書館
    史を国別でなく,問題別に扱ったほうが効果的であること,(3)日本
    図書館
    史で洩れている点の指摘,(4)国立
    図書館
    史における導入過程の再考すべき点などを提言する。
  • 奥泉 和久
    図書館

    2000年 52 巻 3 号 134-147
    発行日: 2000/09/01
    公開日: 2017/05/24
    ジャーナル フリー
    1921(大正10)年10月,東京市立
    図書館
    は,
    図書館
    報『市立
    図書館
    と其事業』を創刊した。東京市立
    図書館
    は,1915年の機構改革以降,地域住民の需要に応じた新たなサービスを開始したばかりであった。この館報をとおして,外国の
    図書館事情や市立図書館
    の実務が紹介された。とりわけテーマ別の図書目録の多くは竹内善作によって作成され,地域や社会の動きを反映し,利用者に情報提供の機能を最大限に発揮した。
  • 青柳 英治
    図書館

    2023年 74 巻 5 号 265-284
    発行日: 2023/01/01
    公開日: 2023/02/06
    ジャーナル フリー

     本研究の目的は,質問紙調査の実施により,第一に,公立・大学の各

    図書館と専門図書館
    ,専門
    図書館
    と他館種(公立・大学の各
    図書館
    )との連携・協力の実施状況を明らかにすること,第二に,実施状況を踏まえて,専門
    図書館
    と他館種との連携・協力のあり方を,特に
    図書館
    協力ネットワークに焦点を当てて検討することである。調査の結果,(1)連携・協力の実施状況(内容,相手先,形態),(2)連携・協力を行うメリット,(3)連携・協力の課題,(4)今後実施したい連携・協力の内容を明らかにできた。これらをもとに,既存の地域や主題を単位に組織された
    図書館
    協会やネットワークを活用し,それらに専門
    図書館
    が加盟することで連携・協力が促進されることを示した。

  • 吉田 右子, 川崎 良孝
    図書館

    2009年 61 巻 1 号 2-15
    発行日: 2009/05/01
    公開日: 2017/05/24
    ジャーナル フリー
    本稿は建築史研究者で文化景観学,子どもの空間,
    図書館
    建築などに関心を持つアビゲイル・ヴァンスリックの
    図書館
    史研究を研究史的に取り上げたものである。本稿では代表作『すべての人に無料の
    図書館
    』を含めて,ヴァンスリックの研究の特徴を2つの側面から明らかにした。従来の
    図書館建築史研究やカーネギー図書館
    の研究史の中での斬新さと特徴,および
    図書館
    というスペースに注目しての女性や利用者からの視点による
    図書館
    の捉え返し。そうした特徴を指摘しつつ,いっそう盛んになってきている「場としての
    図書館
    」への歴史的研究の貢献の可能性と,この視点の重要性を指摘した。
  • 福岡県内の移動図書館車実施状況についての調査報告
    加藤 浩司
    都市計画報告集
    2020年 18 巻 4 号 303-306
    発行日: 2020/03/05
    公開日: 2022/06/08
    研究報告書・技術報告書 フリー

    「公共

    図書館が図書館
    を利用しにくい地域の住民に対して,何らかの移動手段を用いて
    図書館
    資料を運び,
    図書館員による図書館
    サービスを提供する」活動である「移動
    図書館
    」は,地方都市に暮らす人々,特に自動車社会の中で移動が容易でない人々の,地域での生活を支える大切なサービスの一つであると考えられるが,移動
    図書館
    への社会の注目や期待は高くない。本研究は,事例調査を重ねることで,人口減少時代の地方都市における移動
    図書館
    の有用性を明らかにすることを目的とする。第一報となる本稿では,県内の市町村での事例調査を行う前提として,福岡県内で移動
    図書館
    を実施する市町村を明らかにし,当該市町村での移動
    図書館
    の実施状況(ステーションの特徴等)について調査報告を行った。

  • 量的基準を中心に
    福井 佑介, 川崎 良孝
    図書館

    2018年 69 巻 6 号 326-339
    発行日: 2018/03/01
    公開日: 2018/06/07
    ジャーナル フリー

     本論文は,アメリカ

    図書館協会による初めての本格的な図書館
    基準である『戦後公立
    図書館
    基準』(1943年)の成立過程を明らかにする。1920年代から基準の作成が始まり,1921 年の評議会決議と「公立
    図書館
    基準」(1933年採択,1938年改訂)を経て,『戦後公立
    図書館
    基準』に至る。そこでは,サービス人口1人当たりの
    図書館
    費1ドルという量的基準が重要な論点であり続けた。小規模コミュニティの公立
    図書館
    にとって,この基準が過重負担になることを受けて,行政枠の拡大を求める点も共通していた。この対処法は後の基準でも争点になるものであった。

  • 大城 善盛, 川崎 秀子
    図書館

    2013年 64 巻 5 号 342-355
    発行日: 2013/01/01
    公開日: 2017/05/24
    ジャーナル フリー
    オーストラリアの
    図書館
    情報専門職員の養成状況を考察した。最初にオーストラリア
    図書館
    情報協会(ALIA)による
    図書館情報専門職員の概念や図書館
    情報専門職員に求める知識と能力を明らかにした。その後,ALIAが認定している
    図書館
    情報専門職員の養成コース,および養成コースの教授陣と学生数を概観した。さらに,2011年公表の
    図書館
    情報専門職員養成に関する調査報告書やチャールズ・スタート大学の状況を概観・考察することにより,オーストラリアの
    図書館
    情報専門職員の養成の特徴と課題を指摘した。
  • 松尾 昇治
    図書館

    2006年 58 巻 1 号 2-21
    発行日: 2006/05/01
    公開日: 2017/05/24
    ジャーナル フリー
    1967年に誕生した美濃部都政はシビル・ミニマム論を基調とする東京都中期計画を都政運営の基本に据えた。一方,東京の
    図書館
    政策は60年代に検討された三つの
    図書館
    計画の実現が待たれていたが,知事が杉捷夫を都立日比谷
    図書館
    長に招聘したことを期に,
    図書館
    振興対策プロジェクトチームが結成され,「
    図書館
    政策の課題と対策」としてまとめられた。この政策は中期計画に盛り込まれ,区部と多摩地域で
    図書館
    建設が進み,わが国公共
    図書館
    発展の画期を築いた。本稿は,このときの政策の形成過程と実施過程を考察したものである。
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