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クエリ検索: "地上実況気象通報式"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 武 靖, 黒崎 泰典, 関山 剛, 眞木 貴史
    気象集誌. 第2輯
    2023年 101 巻 1 号 67-77
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/02/10
    [早期公開] 公開日: 2022/10/27
    ジャーナル オープンアクセス HTML

     乾燥地では、枯れ草植被率がダスト発生臨界風速に影響を及ぼし、その結果、ダスト発生に影響する。しかし、枯れ草植被率がダスト発生に与える影響を定量的に調べた研究はほとんど存在しない。本研究は、2001~2021年のダストが頻繁に発生する3月と4月のゴビ砂漠とその周辺地域におけるダスト発生及び3種類の定義による強風発生頻度の時空間分布を調べた。それぞれの強風の定義で予測されるダスト発生とダスト発生の観測結果によるスレットスコアを用いて、枯れ草の変動がダスト発生に及ぼす影響を評価した。我々の結果はMODIS Soil Tillage Indexから算出される枯れ草は3月よりも4月において顕著にダスト発生に影響していることを示している。このことは、3月は枯れ草に加え、土壌の凍結融解や積雪といった地表面パラメータについても考慮する必要があることを示唆している。しかし、4月は枯れ草植被率のみで推定される臨界風速を用いることで、ダスト発生の予測精度が向上した。これより、枯れ草植被率が4月のダスト発生の変動を支配する重要な要因であると言える。これらの発見は、枯れ草植被率の推定をダストモデルに応用すべきであることを示唆している。

  • 辻 昭博, 日置 正
    大気環境学会誌
    2013年 48 巻 2 号 82-91
    発行日: 2013/03/10
    公開日: 2013/08/01
    ジャーナル フリー
    2009 12 26 日、京都市内でエアロゾル化学成分の粒径別高時間分解能観測を行い、黄砂と人為起源物質の越境輸送過程を検討した。観測機器としてβ線式浮遊粉じん計(SPM-613D、紀本)を用い、PM2.5 およびPM10-2.5 の二粒径に分けて1時間毎にPTFE テープろ紙に採取して、イオン成分と無機元素成分を定量分析した。気象データから、26 15 時までに日本海を東進する低気圧から伸びた寒冷前線が通過したとみられた。2615時までの4時間にSO2PM2.5 中の(NH4)2SO4およびPbPM10-2.5 中のNO3-を含む汚染気塊が飛来した。無機元素濃度比(Pb/Zn)を利用した解析および後方流跡線解析により、この汚染気塊は高SO2排出地域とされる中国東部を経由したことがわかった。続いて、人為起源物質を多く含む汚染気塊と入れ替わるように、26 19 時までに黄砂を主体とする気塊が飛来した。この時、海塩粒子の変質がみられず、気塊の特性は大きく変化していた。エアロゾル化学成分の粒径別高時間分解能観測により、大陸から輸送された黄砂と人為起源物質の詳細な輸送過程が明らかとなった。
  • 古川 武彦
    日本風工学会誌
    2002年 2002 巻 93 号 3-12
    発行日: 2002/10/31
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
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