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クエリ検索: "坂本咲"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 多田 純也, 近藤 哲也, 藤 彰矩
    日本緑化工学会誌
    2013年 39 巻 4 号 542-551
    発行日: 2013年
    公開日: 2015/02/13
    ジャーナル フリー
    ハマボウフウ種子の発芽に及ぼす低温湿潤処理,光,温度,貯蔵,果皮,埋土深の影響ならびに胚生長のための温度条件を明らかにすることを目的とした。採取直後の種子は,明,暗の光条件に恒温,変温を組み合わせたいずれの区でも2% 以下の発根率であった。低温湿潤処理によって明, 暗両区の10~20℃で約50%の発根率を示したが,明区でわずかに発根率が高まる傾向が認められた。乾燥5℃で貯蔵した種子は12 か月後でも貯蔵前と同等の発根率を維持した。果皮の有無は発根に影響を及ぼさなかった。地表面下2cm または5cm に埋土した種子は約60% が出芽したが,15 cm では16% の出芽に留まり,48% が腐敗し, 残りの未発芽種子のうち70% が発根能力を有していた。種子散布時の胚長は,発根時の胚長の13% であったが,雪解け後の気温の低い春に生長して,発根,出芽した。このことから,ハマボウフウの種子は形態生理的休眠のうちintermediate complex MPD を有していると判断された。また,播種や育苗の際には,果皮を除去する必要がないこと,低温湿潤処理が必要なこと,埋土深は5cm 程度が望ましいことが示された。
  • 加納 己奈, 古都 丞美, 春日 純子, 松本 真悟, 鶴永 陽子
    日本家政学会誌
    2023年 74 巻 1 号 38-50
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/02/01
    ジャーナル フリー

     ハマボウフウ露地栽培品と施設栽培品 (以下露地品および施設品) の違いを明らかにするため, 一般成分含量, ミネラル含量, 総ポリフェノール含量, 2つの抗酸化性, クロロゲン酸含量, ルチン含量, アントシアニン含量および香気成分の測定・分析を行った. 一般成分は, 施設品の灰分が露地品の2倍高い値を示した. ミネラルは, 露地品よりも施設品の方が高く, 特にK, CaおよびMgは施設品が露地品に対して2倍以上の値を示した. 総ポリフェノール含量および抗酸化性は露地品のつぼみが最も高い値を示した. クロロゲン酸含量は露地品のつぼみ, ルチン含量は露地品の葉が最も高い値を示した. アントシアニン含量は施設品の葉柄が最も高かった. 香気成分については, 露地品は複数のアルデヒド系の成分, 施設品は1成分を中心として構成されていた.

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