私たちは埼玉県で多くの山車まつりを確認することができる。本研究は、この多様な山車文化を次代へ伝えるための教材として、ボードゲームを制作した。なお、制作にあたり、山車まつりとドイツ製テーブルゲームの調査に取り組んだ。調査の分析を踏まえ、ボードゲームを制作した。その内容は、山車まつりの共通項である、曳き手、奉納酒、巡行、方向転換について競うものである。子供にも遊びやすくするため、アイテム整理用のサブボードを導入した。検証の結果、小学校高学年児童から大人まで、楽しく遊んでもらうことができた。よって、現状でも一定の教育効果が期待できると考えている。
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