本研究では、「北本トマトカレー」を事例に、市民・市外居住者へのヒアリング調査、飲食店へのアンケート調査を実施し、「ご当地グルメ」を活用した地域愛着度の向上可能性を分析した。居住地によって、認知から喫食への離反率に差が生じ、ターゲットに合わせたプロモーション戦略が求められる。また地域愛着度については、継続居住意向度を指標としたところ、居住意向が高まるにつれて、喫食店舗数が増加、回遊性が高まることが明らかになった。また、域外居住者は、地場産品が使用されることによって喫食意向が増大する傾向があり、また飲食店についても諸条件が整えば、地場産品を活用し、積極的にプロモーションを行うことも明らかになった。
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