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クエリ検索: "夜間陰茎勃起現象"
36件中 1-20の結果を表示しています
  • 高橋 正幸, 木村 和哲, 奈路田 拓史, 松下 和弘, 宮本 忠幸, 川西 泰夫, 沼田 明, 湯浅 誠, 田村 雅人, 香川 征
    日本泌尿器科学会雑誌
    1995年 86 巻 10 号 1563-1568
    発行日: 1995/10/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    (背景と目的)
    夜間陰茎勃起現象
    の記録は勃起機能検査法として早くから行われてきた検査であるが, 現在でもその重要性は変っていない. 特に器質性インポテンスと心因性インポテンスの鑑別には必須の検査であり, 陰茎周径を測定するため活性炭や水銀を用いたストレインゲージが使用されてきた.
    (対象と方法) われわれは今回, 水銀ストレインゲージにかわるインジウムとガリウムの合金製のストレインゲージを使用した新しい装置を開発しこのストレインゲージを用いた新しい
    夜間陰茎勃起現象
    記録システムが臨床に使用可能かどうかを正常ボランティアを対象に検討した.
    (結果) インジウム―ガリウムストレインゲージは, 伸展―抵抗の特性が直線的でしかも再現性が高く
    夜間陰茎勃起現象
    の記録に充分な性能を有していた. 測定データの保存, グラフ化のためのソフトウェアは簡潔で, しかもすべて日本語表示であるため操作が容易である. またこの新しいストレインゲージはディスポーザブルなのでメインテナンスが不要であり, 清潔である.
    (結論) 本システムは
    夜間陰茎勃起現象
    の記録の目的で臨床使用が可能であると考えられる.
  • 陰茎硬度・周径連続測定法による解析
    金子 茂男, 水永 光博, 宮田 昌伸, 八竹 直, 栗田 孝, William E. Bradley
    日本泌尿器科学会雑誌
    1990年 81 巻 12 号 1889-1895
    発行日: 1990/12/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    勃起不全の精査のために受診した105名の患者について基礎疾患と Rigiscan による夜間陰茎硬度腫脹連続測定所見との関係について検討した. 夜間陰茎硬度腫脹連続測定所見 (以後 Rigiscan パターン) を正常, 硬度不均一, 硬度腫脹不一致, (硬度持続) 短時間, 低硬度, 平低の6型に分類した. 患者の基礎疾患は基礎疾患なし11名, 中枢神経系疾患15名, 循環器系疾患29名, 糖尿病35名 (インスリン依存14名, 非依存21名), アルコール依存5名, 悪性腫瘍7名, Peyronie 病3名であった. 基礎疾患なし群では Rigiscan パターン正常64%であり, 心因性勃起不全と考えられる症例が過半数を占めた. 循環器系疾患群では低硬度型41%, 平低型35%と硬度・腫脹が低下した症例が多いのにたいし, 中枢神経系疾患群では短時間型が60%と最も多く, 低硬度型47%, 平低型7名であり, 両者間に Rigiscan パターンの違いを認めた. 糖尿病群ではインスリン非依存患者がさまざまな Rigiscan パターンをとるのにたいし, インスリン依存患者では低硬度型, 平低型が多かった. 夜間陰茎硬度腹脹連続測定法はそのパターンの解析と他の検査結果との総合的な判定により, 器質性勃起不全と心因性勃起不全の鑑別診断のみならず器質性勃起不全の原因疾患の診断にも役立つことが期待される.
  • 金子 茂男, 八竹 直, 宮田 昌伸, 水永 光博, 渡部 嘉彦, 谷口 成美, 井内 裕満, 松田 久雄, 栗田 孝
    日本泌尿器科学会雑誌
    1991年 82 巻 6 号 955-960
    発行日: 1991/06/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    陰茎硬度周径連続測定法を本邦において臨床応用するにあたり, 正常人における
    夜間陰茎勃起現象
    の解析とその安全性について検討した.
    本邦正常成人16名 (年齢24~44歳, 平均31.1歳) を対象とし, 陰茎硬度周径連続測定にはRigiScan™を用いた. 測定部位は環状溝から約5mm陰茎根部寄り (遠位側) と根部 (近位側) の2箇所である. 陰茎の平均最小周径は遠位側で62.7mm, 近位側で65.4mmであり, 勃起時の平均最大周径は遠位側で102.5mm, 近位側で108.6mmであった. 周径が10mm以上のびたときを勃起とすると約1時間20分に1回の頻度で勃起が生じており, この勃起の平均持続時間は遠位側で23.0分, 近位側で38.3分であった. 10分以上持続した硬度の最大値は遠位側で82.9%, 近位側で85.4%であった. 1例に測定部位の一部に発赤を認めたが処置を必要とするような副作用はなかった. RigiScanによる陰茎硬度周径連続測定は簡便, 安全かつ客観的に
    夜間陰茎勃起現象
    をとらえることができ, 今後勃起不全の診断, 治療効果の判定に役立つものとおもわれる.
  • 山口 康宏, 熊本 悦明, 青木 正治, 佐藤 嘉一, 毛利 和富, 鬼原 彰, 谷内 昭, 後藤 義朗, 漆崎 一朗, 藪内 信治, 長井 靖仁, 細川 英明
    糖尿病
    1988年 31 巻 5 号 401-406
    発行日: 1988/05/30
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    糖尿病性インポテンス (IMP) の最も大きい要因といわれる神経障害を検索するため, 球海綿体反射伝導時間 (BCRL) および陰茎背神経伝導速度 (PDNV) を, 非IMP群9例, IMP群30例について測定した.さらにIMP群を勃起力低下に従い1型11例, II型6例, m型13例にわけた.BCRL異常例は非IMP群で0%, IMP群でI型9%, II型, III型がおのおの40%であった.一方, PDNV低下例は非IMP群で11.1%, IMP群ではI型36.4%, II型50%, III型69.2%であり, BCRLでは検出し得なかったpenile neuropathyをIMPの程度が強くなるにしたがいより高率に検出できた.さらに, PDNVと勃起能との関連を調べるため, 夜間睡眠時勃起現象 (NPT) を測定したところ, NPT≧20mmの正常例にくらべ, NPT<10mmの異常例ではPDNVが有意に低下していた.以上より, 糖尿病症例で, BCRL同様, PDNVを測定することは, 勃起に関する神経障害を診断する上で有用な検査であった.
  • 田村 雅人, 古川 敦子, 宮本 忠幸, 木村 和哲, 川西 泰夫, 沼田 明, 湯浅 誠, 今川 章夫, 香川 征
    日本泌尿器科学会雑誌
    1992年 83 巻 4 号 512-517
    発行日: 1992/04/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    アセチルコリン誘発による発汗反応を利用した末梢性自律神経機能検査法 (以下, 発汗テスト) をインポテンス患者29例に施行した. インポテンス患者をパパベリンテスト, penile brachial index, noctural penile tumescence monitoring などにて心因性, 神経系の異常, 流出系の異常, 流入系の異常, 神経系と流出系の異常, 神経系と流入系の異常に分類し, 発汗テストの結果と比較した. インポテンス患者の発汗テストのスコアは25.3±10.9で正常19例, 異常3例, 境界7例であった. 異常および境界群10例のうち5例は糖尿病患者であり, 分類では8例が流入系および流出系の異常を伴う神経系の異常のグループに含まれていた. 従来の体性神経系検査である球海綿体筋反射の潜時には異常が見られず, 発汗テストにて特異的に異常の検出された症例も2例に見られ, 本検査はインポテンス患者の末梢性自律神経障害を検出する方法として有用であると考えられた.
  • 第4報 夜間陰茎勃起現象記録の判読基準
    赤澤 誠二
    日本泌尿器科學會雑誌
    1984年 75 巻 9 号 1415-1422
    発行日: 1984/09/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    夜間陰茎勃起現象
    (nocturnal penile tumescence, NPT) の記録はインポテンスを訴える患者の勃起状態を記録する客観的記銀法である. しかし, 器質的インポテンスと機能的インポテンスを鑑別する方法としての評価については確立していない. 最近は多くの著者が最大陰茎周でNPTを評価している. NPTは, 周期的に発生するREM (rapid eye movement) 睡眠時に見られるので, NPTの発現の周期性も重要と考えられる.
    そこで, NPTを周期性と膨張度から分類した判読基準を作成し, 臨床的評価や治療経過と比較し, 以下の結果を得た.
    (1) CSによる分類では臨床的診断や予後との合致率が低く, 器質的IMPと機能的IMPの鑑別にはMSの方が有用である.
    (2) 健康成人は全例周期的に強いNPTがみられるMSIaであった.
    (3) インポテンスを訴える患者21名は, MSIaが7例, 周期性はあるがNPTが記録されるMSIbが2例, 周期性はないが強いNPTがあるMSIIaが6例, 周期性なく弱いNPTが認めらられるMSIIbが3例, 殆んどNPTのないMSIIIが1例, NPTが認められないMSIVが2例であった.
    (4) 臨床評価と比較すると, MSIaは機能的インポテンス, MSIIIとMSIVは器質的インポテンスと判定できるが, MSIbとMSIIについてはNPTだけでは器質的とも機能的とも判定できなかった.
    NPTの記録は, すぐれた勃起能の診断法であるが, その評価については今後とも多数例での検討が必要である. 今回作成した判読期準はNPTの記録の客観的表現に有用と考えられる.
  • IMP研究会用語委員会, 今川 章夫, 荒木 徹, 石井 延久, 石津 宏, 白井 将文
    日本泌尿器科學會雑誌
    1986年 77 巻 4 号 568-573
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    本邦における勃起機能検査の現況についてアンケート法により調査した. 勃起機能検査を施行しているとの回答は21施設より得られた. sexual stimulation による erotic erection を記録する方法は14施設で施行されていた. 本法は刺激の負荷方法, 陰茎の変化の記録法がまちまちであり, 統一した診断基準を作成するためには, これらの統一が必要であると同時に, 刺激が被験者にどの程度加えられたか定量しうる方法についての検討が必要であると考えられる. Nocturnal penile tumescence の記録は16施設で行われていたが, 睡眠相の判定のために終夜睡眠の記録を行える施設は7施設で他施設は strain gauge による陰茎周の変化や erectiometer による最大陰茎周の測定を行っていた. 現在のところ本法は一番客観性を持つ検査法であるが, 手技的に一般臨床検査として普及しにくい懸念が明らかとなった. 本法の簡便法であるスタンプテストは9施設で施行され, 手技は確立されていると考えられた.しかし, 患者自身による検査法であることや, どの程度の勃起でスタンプのミシン目が切れるか不明であることに問題点がある. また, 人工的勃起の記録は研究の緒についたばかりであり, その方法, 勃起機能検査法としての評価などはまだ不明であった.
    今回のアンケート調査により勃起機能検査は一般臨床検査として普及しつつあるが, 問題点も多いことが明らかとなった.
  • 第7報 Dynamic cavernography
    川西 泰夫, 今川 章夫, 香川 征, 黒川 一男
    日本泌尿器科學會雑誌
    1987年 78 巻 8 号 1354-1360
    発行日: 1987/08/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    勃起の発現と維持は, 陰茎海綿体内の血流の増加と静脈系への流出の減少により調節される. 静脈系への流出の調節が異常である静脈性インポテンス (IMP) の診断を目的として, dynamic cavernography をIMP患者103例に施行した. 同時に, 勃起機能検査, パパベリンテスト, PBIの測定を可能なかぎり施行し, dynamic cavemography の結果と比較した. 結果は以下のごとくである.
    1) 103例中3例が疼痛などのため検査を中断した. また11例は流量200ml/minでも勃起が発現しなかった. 2) 造影上リークの認められた群は認められない群に比べ有意に発現流量, 維持流量共に高かった. しかしリークの認められる症例にも流量の少ない症例が多く, 造影所見だけでは静脈性IMPとは診断できない. 3) 勃起機能検査で機能的IMPと診断した症例は器質的IMPと診断した症例に比べ有意に流量は低かった. パパベリンテストで勃起の発現する症例は発現しない症例に比べ有意に流量は低かった. PBIと dynamic cavernography の問には相関を認めなかった. 5) 一番有意の相関が認められたパパベリンテストの結果から, パパベリンテスト正常群の平均+2SD以上である発現流量140ml/min以上, 維持流量50ml/ml以上を静脈性IMPとした. 6) 静脈性IMPの頻度は100例中41例であった.
  • 永島 弘登志, 張 濱, 朝田 裕志, 岩渕 和明, 四宮 敏彦, 荒井 卓, 岩堀 泰司, 加瀬 浩史, 渡辺 徹, 加藤 幹雄, 岡田 耕市
    日本泌尿器科学会雑誌
    1995年 86 巻 3 号 774-
    発行日: 1995/03/20
    公開日: 2017/04/06
    ジャーナル フリー
  • 甲斐 司光, 小谷 俊一, 桃井 守
    日本泌尿器科学会雑誌
    1995年 86 巻 3 号 774-
    発行日: 1995/03/20
    公開日: 2017/04/06
    ジャーナル フリー
  • 田村 雅人, 入口 弘英, 宮本 忠幸, 木村 和哲, 川西 泰夫, 沼田 明, 湯浅 誠, 橋本 寛文, 寺尾 尚民, 香川 征
    日本泌尿器科学会雑誌
    1993年 84 巻 3 号 473-478
    発行日: 1993/03/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    1987年10月から1991年4月までに corporal veno-occlusive insufnciency が存在するが, 流入系および神経系の異常の存在しないインポテンス患者34例に対し陰茎海綿体脚部結紮術を施行した. 年齢は24歳から72歳 (52.6±12.7歳), 経過観察期間は1ヵ月から41ヵ月 (17.7±12.6ヵ月) であった. 陰茎海綿体脚部結紮術のみを施行した症例が6例, 深陰茎背静脈結紮術と同時に施行した症例が22例, 深陰茎背静脈結紮術施行後に陰茎海綿体脚部結紮術を施行した6例であった.
    手術時間は全例1時間以内で, 合併症は4例に縫合不全, 19例に軽度の陰茎および会陰部のしびれが一過性に認められたのみであった. 1ヵ月後の成績は性交可能な勃起が得られるようになった著効18例, 塩酸パパベリン40mg陰茎海綿体内投与 (パパベリンテスト) にて完全勃起が得られるようになった有効13例, 無効3例であったが, 18例の著効症例のうち24ヵ月後に勃起機能が維持されたのは72.2%, 40ヵ月後には50%と次第に勃起機能が維持された症例は減少した. パパベリンテストが正常化した症例は1ヵ月で31例で, そのうち90%の症例は40ヵ月後にもパパベリンテストは正常であった.
    静脈手術は流出系の異常に対する根本的な手術でないため, 無効例や再発症例が存在するのは当然であるが, 陰茎海綿体脚部結紮術や深陰茎背静脈結紮術は非侵襲的であり, 静脈手術を施行する場合は, 第一選択として有用であると思われたが, 症例の選択を厳密に行う必要があると考えられた.
  • 札幌医大式性機能質問紙による検討
    渋谷 秋彦, 佐藤 嘉一, 熊本 悦明, 鈴木 範宣, 塚本 泰司, 古屋 聖兒, 小椋 啓
    日本泌尿器科学会雑誌
    1997年 88 巻 4 号 488-495
    発行日: 1997/04/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    (背景と目的) TUR-Pを受けた患者の手術後の性機能障害は勃起能を含めた多要因によって引き起こされると考えられるが, 手術後の性交渉喪失に関与する要因を性機能質問紙を用いて分析した.
    (対象および方法) TUR-P術後患者1,000例に札幌医大式性機能質問紙を郵送, その回答成績を用いて手術後性交頻度不変群と性交渉喪失群とで比較検討し, 性交渉喪失に寄与する因子を重回帰分析を用いて検討した.
    (結果) 手術後の自覚的性欲得点および自覚的勃起能得点は一般健康男子と比較して低下傾向にある症例が多かった. 性交頻度で手術前後の性行動を評価し, 性交頻度不変群と性交渉喪失群と2群に分けて質問紙上で得点を比較検討したところ, 年齢, 知覚障害得点, 心血管系障害得点, 仰うつ症状得点, パートナーの協力性, 性欲得点, 勃起能得点, 夜間頻尿の程度, 残尿感の程度, 尿意切迫感の程度で有意差を認めた. 性交渉の喪失に寄与する因子を重回帰分析にて検討したところ, 高い寄与率を示したものは50~69歳で勃起能得点, パートナーの協力性, 残尿感得点, 知的障害得点であり, 70~89歳では勃起能得点, パートナーの協力性であった.
    (結論) 年齢にかかわらずTUR-P術後患者の性交渉の維持には, 自覚的勃起能のみならずパートナーの協力性によるところが大きいと考えられた. また, 比較的若年症例では排尿状態や不定愁訴得点も性交渉の維持に重要であると考えられた.
  • 第3報: 陰茎循環モデルを用いた陰茎海綿体静脈洞内脱分極電流値変動の原因解析
    青木 光, 高金 弘, 萬谷 嘉明, 藤岡 知昭, 久保 隆, 大堀 勉
    日本泌尿器科學會雑誌
    1987年 78 巻 9 号 1503-1512
    発行日: 1987/09/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    18歳~21歳 (平均19.8歳) の健康成人男子ボランティア5名により, 勃起時に露出型関電極酸素電極法による静脈洞内脱分極電流値変動と陰茎周径変化を同時記録し, 勃起各相における両者の関係を確認した後, 以下の2つのイヌ実験モデルを用いた検討をおこなった.
    第1番目のイヌ実験モデルでは, 静脈洞内に各種注入速度で血液を灌流し, この際に生じる脱分極電流値変動を露出型関電極 (八木式) で記録し, 脱分極電流値が, 静脈洞内へ流入する動脈血の流入速度に対応した変動を示すことを確認した. 次いで, 第2番目のイヌ実験モデルでは, 陰茎モデルを作製し, ヒト陰茎において確認された勃起各相の静脈洞内脱分極電流値変動と陰茎周径変化の関係を陰茎モデルにて再現した. これら, 再現時の陰茎モデル血液流出路および血液流入路の状態は, ヒト陰茎における勃起各相の血流動態に一致すると考えられ, 以下の結果が得られた.
    1) 弛緩状態にあるヒト陰茎海綿体静脈洞内には, 少量の血液が流入しているにすぎなかった.
    2) ヒト陰茎勃起 tumescence phase では, 陰茎海綿体静脈洞への流入血液量が急激増加した. またこの phase では, 流入血液量の増加にともない, 静脈洞からの流出血液量も増加した.
    3) ヒト陰茎勃起 erection phase では, 血液流出路の受動的閉塞による流入血液量への抵抗が静脈洞への流入血液量を徐々に減少させた. しかし流入血液量と流出血液量が等しくなった時点で安定し, この値は非勃起時よりも高値であった.
    4) ヒト陰茎勃起 detumescence phase は, 陰茎海綿体静脈洞への流入血液量の減少が生じるとともに, 血液流出路に生じた閉塞が解除され, 流出血液量が増加した.
  • 梶川 恒雄, 岩動 一将, 武田 力男, 水野 紹夫, 続 多香子, 清野 耕治, 山内 文俊, 藤島 幹彦, 長根 裕, 細川 久昭
    日本透析医学会雑誌
    2002年 35 巻 12 号 1487-1493
    発行日: 2002/11/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    【目的】現在の男性血液透析患者の性機能を評価し, リスクファクター, バイアグラTMの効果についても検討する. 【対象と方法】65歳以下の男性透析患者46名 (HD群) と正常男性45名 (コントロール群) にIIEFをもとにしたアンケート調査を行い, 比較検討した. HD群では, 年齢, 透析歴, 体重増加率, DMの有無, テストステロン, 透析前後尿素窒素, プロラクチン, ヘモグロビン, 総コレステロール, 中性脂肪, intact-PTH, β2-MGと, アンケート項目の間の相関を調べ, どの因子がリスクファクターであるかを検討した. バイアグラTM投与を希望した患者のうち5例に, Rigiscanを施行した上で投与し, その効果を検討した. 【結果】HD群は, コントロール群に比べ, アンケートの全項目でスコアが有意に低値であった. しかし, 比較する年齢群を低下させていくと, その差は小さくなり, 40歳未満の比較では, 全項目で有意差を認めなくなった. アンケート項目との相関の検討では, 年齢が6項目, テストステロン, 中性脂肪が4項目, intact-PTHが3項目に相関を認め, リスクファクターと考えられた. バイアグラTMの効果は, Rigiscanパターンが正常型の2例, 短時間型の1例は著効, 平低型の2例中1例は有効, 1例は無効であり, 有効率は80%であった. 重篤な副作用は認めなかった.【結論】男性血液透析患者は性機能障害を合併することが確認された. しかし, 若年層は性機能が比較的保たれていること, 年齢が最も大きなリスクファクターであり, 加齢により正常男性との差が大きくなることが示された.
  • 花井 俊典, 永 裕影, 堀場 優樹, 星長 清隆, 名出 頼男, 長久保 一郎, 桜井 孝彦, 竹内 昭雄
    日本泌尿器科学会雑誌
    1998年 89 巻 2 号 167-
    発行日: 1998/02/20
    公開日: 2017/04/06
    ジャーナル フリー
  • 小谷 俊一, 武田 宗万, 伊藤 裕一, 甲斐 司光
    日本泌尿器科学会雑誌
    1998年 89 巻 2 号 167-
    発行日: 1998/02/20
    公開日: 2017/04/06
    ジャーナル フリー
  • 谷口 成実, 加藤 祐司, 本谷 匡, 池田 和彦, 岩田 達也, 水永 光博, 宮田 昌伸, 金子 茂男, 八竹 直
    日本泌尿器科学会雑誌
    1998年 89 巻 2 号 167-
    発行日: 1998/02/20
    公開日: 2017/04/06
    ジャーナル フリー
  • 梅本 幸裕, 伊藤 尊一郎, 津ヶ谷 正行, 佐々木 昌一, 河合 徹也, 田貫 浩之, 窪田 裕樹, 窪田 泰江, 山本 洋一, 神谷 浩行, 郡 健二郎
    日本泌尿器科学会雑誌
    1998年 89 巻 2 号 167-
    発行日: 1998/02/20
    公開日: 2017/04/06
    ジャーナル フリー
  • 栗村 雄一郎, 西谷 千明, 橋本 次朗, 高橋 聡, 有木 茂, 高橋 素子, 黒木 由夫, 塚本 泰司
    日本泌尿器科学会雑誌
    2011年 102 巻 2 号 331-
    発行日: 2011/03/20
    公開日: 2017/04/08
    ジャーナル フリー
  • 松田 洋平, 久末 伸一, 橋本 浩平, 金谷 正秀, 塚本 泰司
    日本泌尿器科学会雑誌
    2011年 102 巻 2 号 331-
    発行日: 2011/03/20
    公開日: 2017/04/08
    ジャーナル フリー
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