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クエリ検索: "大山崎町"
260件中 1-20の結果を表示しています
  • 田中 尚人, 太田 史
    土木史研究
    2002年 22 巻 27-32
    発行日: 2002/05/15
    公開日: 2010/06/15
    ジャーナル フリー
    1999年 1999年 (平成11) 11月, 京都府乙訓郡
    大山崎町
    桂川右岸高水敷にて煉瓦造二連式樋管が出土した. 本研究は, この樋管建設の経緯を歴史資料を基に整理し, 本樋管の土木構造物としての位置づけ, また近代淀川における治水思想の変遷を明らかにすることを目的としている. 研究の結果, 大山崎煉瓦造樋管は近代淀川における極めて一般的な河川構造物であり, 治水と利水のバランスを考慮した近代治水思想の転換期に築造されたと位置づけられる. また大山崎は, 本樋管の建設・廃棄を通して淀川との関わりを利水から治水へ大きく転換したことが分かった.
  • 三木 理史
    交通史研究
    1998年 41 巻 93-94
    発行日: 1998/04/06
    公開日: 2017/10/01
    ジャーナル フリー
  • *山野 洋一, 濵田 咲子, 山田 冨美雄, 島井 哲志
    日本健康心理学会大会発表論文集
    2017年 30 巻 PB60
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/11/06
    会議録・要旨集 フリー
  • 横山 恭子, 深町 加津枝, 奥 敬一
    ランドスケープ研究
    2004年 67 巻 5 号 785-788
    発行日: 2004年
    公開日: 2005/12/12
    ジャーナル フリー
    Recently citizen participation has been desired for Satoyama landscape planning. It is necessary to understand the differences in the conscious structure of the residents for landscape planning of large regions. In this study we compared the conscious structure of the residents of Mt Tennou for Satoyama landscape with that of one of Mt Otoko in the Southwest area of Kyoto Prefecture. The housing development of Mt Otoko is extensive but that of Mt Tennou is not. Due to their close proximity these sites have influenced each other with their landscape. The covariance structure model showed us that there are causal relationships between "the consciousness of landscape conservation" and "the evaluation of the present situation", "the importance of the function", "the image of the landscape". We confirmed that the figure of structural means of "the consciousness of landscape conservation" of the residents of Mt Otoko is lower than that of Mt Tennou by multiple-group analysis.
  • 竹本 修三, 渡辺 邦彦, 尾上 謙介, 重富 國宏, 藤森 邦夫, 中村 佳重郎, 大塚 成昭
    地震 第2輯
    1985年 38 巻 1 号 41-55
    発行日: 1985/03/25
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    On May 5, 1984, a moderate earthquake with a magnitude of 4.6 occurred at the border of Kyoto and Osaka prefectures in Japan. Accompanying the earthquake, strain steps of the order of 10-7-10-9 were observed with extensometers at seven crustal movement observatories in the Kinki district. Observed strain steps were compared with theoretical values expected from the dislocation fault model. Some of them are found to be one or two order larger than the theoretical ones. This discrepancy can be attributed to mechanical instability of instruments or local inhomogeneities around the observation sites. Observed data are fairly well consistent with the expected values, except the extremely large ones.
  • 京都府南部の事例を中心に
    *古関 大樹
    日本地理学会発表要旨集
    2023年 2023s 巻 414
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/04/06
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    1.はじめに

     明治初年の地籍図(壬申地券地引絵図と地租改正地引絵図)は,近世の村図の作成技術で作られた。近世の村図は,様式が揃わない場合が多いが,明治初年の地籍図は大きな地域差を含むものの,府県ごとの雛型が管下に伝達されたので,作成技術や方法が比較できる。桑原(1987)や佐藤(1986)などでは,布達類や土地調査の方法を定めたマニュアルである心得書に注目し研究が進められた。近年は,地籍図の公開も進んでいるので,京都府南部を主な事例に地図の作成過程を考えたい。  

    2.壬申地券地引絵図:一村全図

     近世の大山崎庄村は,明治4年11月に京都府に編入された。しかし,大阪府への編入を希望する村民もおり,明治6年10月に分割され,山崎村が大阪府に編入した(現:島本町)。

    大山崎町
    歴史資料館には,大山崎荘村の壬申地券地引絵図が残されている。年紀はないが,分割前の範囲が描かれており,明治5年9月~6年10月作成と評価できる。

     この図は,一般的な字限図とは異なり,道や畔など字の境界で切り分けられている。各図がうまく整合し,約1/600の縮尺の一村全図形態となる。同村は広く,全て合わせると数メートルの大きさになるので切り分けたと思われるが,パズルのように整合するので大型の一村全図の作成過程が分かりやすい。下図を裏張りした袋が残されており,道路と水路だけが描かれている。交点や屈曲点に針穴があり,道幅も丁寧に描き分けいている。伊能図で知られる技法だが,道路と水路の丈量によって地図全体の骨格を定めており,現在の地図とも高い精度で合う。

     また,下図には方眼状の線が引かれており,完成図には,これと整合するヘラで押した跡がある。明治8年8月から実施された京都府の地租改正事業では,明治15年刊の『府県地租改正紀要』に「盤目界紙ヲ以テ求積スルノ法」で丈量したとあり,面積の計測にも用いられたことがうかがえる。道路水路を丈量した下図を作り,針穴と方眼を用いて一筆線の加筆と面積の求積を行い,提出図を作成したことが分かる事例である。

    3.地租改正地引絵図:字限図

     竹林(1989)の研究では綴喜郡の地租改正日誌簿が分析された。これによると,明治8年10月1日より丈量人(1郡3名雇入)が村々を巡回して実地丈量方法を伝習し,間竿・水縄・曲尺・コンパス・三角定規・碁盤目界紙などが調達された。同月5日頃から練習を兼ねて道路の丈量が行われ,11日から田畑の丈量が行われた。丈量を終えた地所は,一筆ごとに畝杭を立て,字名・地番・反別・持主などを記した「丈量野帳」が作られた。11月 7 日には,郡総代から「丈量野帳并耕地絵図差出方之達」が廻達され,官吏による丈量検査の準備が始められたという。

     竹林の研究では地図の検証が行われていないが,地租改正地引絵図を収集すると,道路水路に測量地点を記した事例が散見され,各筆に検査に合格した印が押されている。田中(1993)では,字ごとに建てられた2本の杭の現存例が紹介された。これは,戸長役場の建物を解体した時に柱材に再利用されたものが発見された貴重な事例である。柱の4面を使い,(1)字番号・字名・一筆の数・字の合計反別・村名,(2)内訳として田地・畑地・宅地の反別,(3)内訳として藪地・溜池・荒地・養水井戸など雑種地の反別・(4)「明治九年六月十三日 丈量検査済」の情報が記されている。官吏の検査では,畝杭と字ごとの情報をまとめた杭を立て,合格したら「丈量検査済」の文字の上に焼き印を押したことが分かる事例である。京都府では,字限図だけが残り,一村全図を確認することが少ない。一村全図形態の壬申地券地引絵図が既に存在したことから,新規に作成する必要がなかったと考えられる。

    〔付記〕本発表の調査にあたり,

    大山崎町
    歴史資料館,京都府立山城郷土記念館の職員の皆様にお世話になりました。伏して御礼申し上げます。

    【参考文献】

    ・桑原公徳 1987.『地租改正ニ付人民心得書』にみる改租事業の府県差,鷹陵史学 13 85-115.・

    佐藤甚次郎 1986. 『明治期作成の地籍図』,古今書院.

    ・竹林忠男 1989.京都府における地租改正ならびに地籍編纂事業(上),資料館紀要17,京都府立総合資料館: 43-132.

    ・田中淳一郎 1993.木津町鹿背山区郷蔵から見つかった資料,山城郷土資料館報11号: 67-74.

    ・福島克彦編著 2022.『古絵図の魅力 : 地図で旅する大山崎 : 第三〇回企画展』,

    大山崎町
    歴史資料館.

  • 横山 恭子, 奥 敬一, 深町 加津枝
    農村計画学会誌
    2004年 23 巻 23-suppl 号 91-96
    発行日: 2004/11/30
    公開日: 2011/04/13
    ジャーナル フリー
    The relationship between Satoyama conservation activities, consciousness of landscape conservation and the attributes in urban fringe Satoyama area is discussed in this paper. In developing area (Mt. Tennnou), the consciousness is in accordance with conservation activities in the clusters of old age which is not true in other clusters. In developed area (Mt. Otoko), the consciousness is not in accordance with conservation activities in all clusters. The relationship between the consciousness and the activities of the clusters of other ages in developing area was explained from known socio-psychological points of view. But the relationship of the clusters of old age in developing area and all clusters in developed area was not explained.
  • 北村 幸定, 白柳 博章, 大庭 哲治
    地域学研究
    2008年 38 巻 3 号 719-728
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    ジャーナル フリー
    As environmental problems worsen, the trafficking of people becomes an increasing concern. Few advancements have been made and unnecessary car use continues in the presence of commuter railways indicating people select transportation according to their destination and purpose. In this study we evaluated and compared the utilization of an expressway and a city railway to rate the transfer convenience, time requirements and negative environmental impacts. We also conducted a questionnaire of residents to clarify issues and incentives such as parking, railroads and buses important in the selection of mode of transportation. The results of this evaluation confirm the importance of intermodal frames and help to clarify the impacts of traffic on the behavior of people. Finally, the future of the traffic infrastructure, its direction and plan are considered as related to these results.
    JEL Classification: R41, L91
  • 氏家 秀夫, 増井 和雄
    日本舶用機関学会誌
    1982年 17 巻 9 号 778-780
    発行日: 1982年
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
  • *平岡 真合乃, 篠原 慶規, 正岡 直也, 福島 慶太郎, 五味 高志
    日本森林学会大会発表データベース
    2017年 128 巻 P2-233
    発行日: 2017/05/26
    公開日: 2017/06/20
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    森林斜面における浸透過程の把握は、土壌層を介した水循環や水文過程を評価する上で重要である。本研究では、竹林の根系分布と水の鉛直浸透や斜面方向の移動との関連性を把握した。京都府

    大山崎町
    天王山のモウソウチク林(稈密度8706本/ha)で散水試験を行い、稈からの距離の異なる2箇所の土層内3深度における土壌水分量の経時変化を評価した。区画の断面観察から、細根(直径<1cm)は地表から深度10cmまで、地下茎(直径>1cm)は深度30cmまでの分布が確認され、それ以深ではいずれも確認できなかった。散水開始から16時間後までの各土層における最大含水率とそれに至る経時変化から、土壌表層付近と深部では最大値や経時変化が同程度であり、比較的均質な土壌特性を有していると考えられた。一方、深度25cm付近では、地下茎の分布等によって含水率や流出応答が異なる可能性が考えられた。また、含水率の経時変化から、降雨時の土壌水分量の応答は稈からの距離によって異なる可能性が考えられた。本研究結果から、竹林では地表へ到達した水は樹冠通過雨や樹幹流に関わらず、地表の細根層に到達し、ここで斜面方向の早い流れの成分に分けられる可能性が明らかとなった。

  • 夏季における観察
    永田 久紀, 門脇 一郎, 石榑 清司, 徳田 光男, 大江 武, 山下 辰雄
    日本衛生学雑誌
    1979年 33 巻 6 号 772-777
    発行日: 1979/02/28
    公開日: 2009/02/17
    ジャーナル フリー
    The daily number of new patients with acute respiratory and digestive diseases was investigated from July 11 to September 10, 1975 using policyholders of the National Health Insurance living in the northern part of Amagasaki, Hyogo Prefecture and in Nagaokakyo, Oyamazaki, Kyoto Prefecture. Because the number of new patients on Monday was very large, and that on Saturday and on Sunday was very small, only data for Tuesday, Wednesday, Thursday and Friday were used in this study.
    Daily maximum. and minimum temperatures, daily mean relative humidity, daily mean wind velocity, daily maximum oxidant and SO2 concentrations were the variables chosen to represent meteorological conditions and air pollution. The correlation between daily incidence of acute respiratory and digestive diseases and these meteorological conditions and air pollution was evaluated by the method of lagged cross-correlation.
    1) The daily number of new patients with acute respiratory disease was positively correlated with the daily maximum temperature before 5 to 7 days. The daily number of new patients with acute digestive disease was positively correlated with the daily minimum temperature on the same day and before 1 to 3 days. These phenomena were similar in both districts.
    2) In Amagasaki, the daily number of new patients. with acute respiratory disease was positively correlated with the daily maximum SO2 concentration before 4 to 10 days. However, no positive correlation was observed in Nagaokakyo, Oyamazaki where the SO2 concentration was much lower.
  • 松本 精一
    農業土木学会誌
    2006年 74 巻 12 号 1140-1141
    発行日: 2006/12/01
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
  • 荒木 春視
    写真測量とリモートセンシング
    2018年 57 巻 4 号 165-166
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/09/01
    ジャーナル フリー
  • 遺跡立地からみた地形形成過程と構造運動
    中塚 良
    東北地理
    1991年 43 巻 1 号 1-18
    発行日: 1991/01/30
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    山城盆地桂川右岸の小泉川, 小畑川などの小河川は, いずれも中流域に沖積段丘 (完新世段丘), 下流域に扇状地を形成している。小泉川沿岸の地形分類図, 地質縦断面図を作製し, 中流域の段丘面と, 下流域の埋没地形面との対比を試みた。ここでは考古学遺跡の発掘調査資料によって, より精度の高い編年を行うことができた。
    小泉川流域には, 5段の段丘地形が存在する。河川縦断面形および考古資料等の検討から, 沖積段丘I面は縄文時代後期中葉以前に形成され, 古墳時代後期 (6世紀中葉)~長岡京期 (784~794 A. D.) にかけて段化したと考えられる。本面は, 下流域で沖積低地下に埋没する扇状地性砂礫層の上面 (第1礫層上面) もしくはその直上の細粒土層上面に連続する。第1礫層の下位約10mに埋没し, 更新統最上部に相当する第4礫層上面の縦断形および平面形から, 西南西-東北東に延びる推定大山崎・下植野断層が伏在するものとみられる。基盤および大阪層群相当層の撓曲, 礫層上位における扇状地性堆積物と後背湿地性細粒土の間欠的な堆積状況が把握され, 流域の地形形成過程において, 構造的な変位が作用したものと推定される。
  • 石井 実
    蝶と蛾
    1988年 39 巻 4 号 271-
    発行日: 1988/12/20
    公開日: 2017/08/10
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  • *横山 恭子, 深町 加津枝, 奥 敬一
    日本林学会大会発表データベース
    2004年 115 巻 B03
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/03/17
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     都市近郊の里山は、高度経済成長期以降、開発適地として開発がすすんできた。現在、その多くでは、景観上の問題を各方面から指摘されてきている。一方、景観保全の方向としては、景観保全の主体として、地域住民の参加が期待されている。しかし、地域住民の里山の機能に対する考えや景観保全行動については、十分議論が進んでいないのが現状である。そこで、本研究では、地域住民の里山の機能についての考え方および属性と景観保全行動の構造的関係を解析することを目的とした。さらにその結果を開発規模の異なる2地域で比較することによって、効果的に地域住民の景観保全行動を活かしていく方策を検討することとした。 調査対象地としては、京都府南西部の淀川を挟んで対峙する天王山と男山を選定した。男山は、高度経済成長期に大規模に住宅開発が進んだが、天王山は、大規模な住宅開発が進んでいない状況にある。対象地の選定理由としては、天王山では開発反対運動等によって開発が中止された経緯があるが、男山では開発反対運動が組織的に起こっていないことから、両対象地の住民の意識と行動の構造に差異が生じていることが予想されたためである。 方法としては、両山の住民に里山の機能および景観保全行動などについてのアンケート調査を行った。アンケート配布区域としては、対岸からひとまとまりの景観として確認できる範囲とした。ただし、天王山は、一部が大阪府に属するため、行政範囲を考慮して、
    大山崎町
    に属する区域に限定した。それぞれ約1.8k_m2_である。アンケートの配布については、直接各戸のポストに2部ずつ投函する方法をとり、回収は郵送とした。男山側では、4252部配布し、有効回答は485部(11.4%)、天王山側では、2106部配布し、有効回答は262部(12.4%)が得られた。 解析には、里山の機能についての考え方・属性と景観保全行動の間の構造を明らかにするために多変量序列化手法として正準対応分析(Canonical Correspondence Analysis ; CCA)を用いた。解析に使用したデータは、有効回答から里山の機能に関する質問において、その他など順位づけられないものに回答したものを除き、男山;253、天王山;135を使用した。里山の機能としては、「自然災害からの安全性」「水・空気」「静けさ」「景観」「自然」「文化・歴史的遺産」「社寺・信仰地」「地域のシンボル性」「生活環境」「観光による地域振興」の10項目を解析項目とした。また属性は「年齢」「居住歴」「学歴」「収入」について解析した。景観保全行動については、「清掃活動」「開発反対運動」「文化・歴史遺産保全運動」「景観保全運動」「自然保護運動」「自然観察会」「緑地・植栽運動」の7項目について解析した。 CCAによる解析の結果、住民の里山の機能についての考え方・属性と景観保全行動の間には、次のような関係性が示された。まず、両地区とも属性は、大きく「学歴・収入」と「居住歴・年齢」の2つの軸で捉えることができた。「学歴・収入」の軸は、里山の機能についての考え方における「景観」「自然」「文化・歴史的遺産」との対応が認められ、「居住歴・年齢」の軸では、「社寺・信仰地」「地域のシンボル性」との対応関係が確認された。景観保全行動については両地区に共通の構造は捉えられなかった。天王山では、「学歴・収入」の軸と「開発反対運動」「自然観察会」との対応関係が見られ、「居住歴・年齢」の軸と「文化・歴史遺産保全運動」「緑地・植栽運動」に対応がみられた。しかし、男山では、各軸に対応する関係は認められなかった。里山の機能についての考え方と景観保全行動の対応については、天王山では、「開発反対運動」「自然観察会」と「景観」「自然」「文化・歴史的遺産」の対応、「文化・歴史遺産保全運動」「緑地・植栽運動」と「社寺・信仰地」「地域のシンボル性」の対応が確認された。
  • 齋藤 茂
    品質
    1993年 23 巻 2 号 49-52
    発行日: 1993/04/15
    公開日: 2019/02/13
    ジャーナル 認証あり
  • -都市農業振興基本法の施行をふまえて-
    *石原 肇
    日本地理学会発表要旨集
    2016年 2016s 巻 P063
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/04/08
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    Ⅰ はじめに

    都市農地は,環境保全や防災,教育等の多面的機能を有することから,都市において極めて重要なものとなっている.このため,2015年4月16日に第189回通常国会において「都市農業振興基本法」が議員立法により成立し,同年4月22日に公布された.今後,同法第13条に基づき地方公共団体が「土地利用計画」を策定することとなるが、この計画が今後の都市農地を保全していく上での鍵を握るものと推察される.そこで,本研究では,地方公共団体が今後策定する「土地利用計画」のあるべき姿について,地理学的視点から検討を行う上で必要な基礎資料を得るため,日本の三大都市圏の一つである近畿圏の一部をなす京都府の特定市とその周辺を研究対象地域とし,公園,農地,森林を都市における緑地構成要素として捉え,それらの変化の地域特性を把握することを目的とする.

    Ⅱ 研究対象地域と研究方法

    本研究の対象地域は,京都府における特定市とその周辺の4町とする.現在,京都府では市のうち京都市と宇治市,亀岡市,城陽市,向日市,長岡京市,八幡市,京田辺市,木津川市の9市が、生産緑地法の適用を受ける特定市となっている.また,
    大山崎町
    と久御山町,井手町,精華町を対象地域として含めた.その理由としては,これらの町が都市計画区域内にあるとともに,京都府内の,あるいは隣接する大阪府や奈良県の特定市に囲まれているからである.緑地としての調査項目は,公園,農地,森林とする.また,これらの公園,農地,森林については,都市の緑地を構成しているという意味で,本研究では緑地構成要素として扱うこととする.公園の面積については,都市公園法に基づくまたは準ずる公園の面積とする.農地および森林の面積は世界農林業センサスの経営耕地面積および林野面積とする.統計収集年次は,1970年,1980年,1990年,2000年,2010年とする.これは,1968年に都市計画法が改正され,その後1972年に都市公園等緊急整備法が施行されるなど,それまでの緑地の減少に歯止めをかけるための法整備が1970年代前半に進んだからである.つぎに,分析方法についてであるが,緑地率は市町村ごとに(公園面積+農地面積+森林面積)/行政区域面積*100(%)とする.緑地の構成要素の組み合わせパターンは,土井(1970)による修正ウィーバー法に基づき分析を行う.

    Ⅲ 結果および考察

    本研究の対象地域全域の傾向をみると,1970年から2010年にかけて,森林面積は減少しているものの,農地面積の減少と比べ大きくはなく,公園面積が増大しているものの,農地面積の減少を補うには至っていない.このため,緑地率は一部の地域を除き全体的に低下傾向にあり,京都市および京都市に比較的近い地域で顕著である.京都市では,1970年には上京区だけで公園が卓越し,下京区,南区などでは農地が卓越していたが,2010年には上京区と中京区で公園が卓越し,農地が卓越する区は皆無となっている.京都市に隣接する向日市や久御山町は1970年以降2010年に至るまで農地が卓越している.今後,このような市町ごとの緑地構成要素の地域的特性を踏まえた上で,都市農地を保全するための「土地利用計画」を検討していく必要があるものと考えられる.
  • -都市農業振興基本法の施行をふまえて-
    *石原 肇
    日本地理学会発表要旨集
    2016年 2016s 巻 508
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/04/08
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    Ⅰ はじめに

    都市農地は,環境保全や防災,教育等の多面的機能を有することから,都市において極めて重要なものとなっている.このため,2015年4月16日に第189回通常国会において「都市農業振興基本法」が議員立法により成立し,同年4月22日に公布された.今後,同法第13条に基づき地方公共団体が「土地利用計画」を策定することとなるが,この計画が今後の都市農地を保全していく上での鍵を握るものと推察される.そこで,本研究では,地方公共団体が今後策定する「土地利用計画」のあるべき姿について,地理学的視点から検討を行う上で必要な基礎資料を得るため,日本の三大都市圏の一つである近畿圏の一部をなす京都府の特定市とその周辺を研究対象地域とし,1990年以降の農業の変化を把握することを目的とする.

    Ⅱ 研究対象地域と研究方法

    本研究の対象地域は,京都府における特定市とその周辺の4町とする.現在,京都府では市のうち京都市と宇治市,亀岡市,城陽市,向日市,長岡京市,八幡市,京田辺市,木津川市の9市が、生産緑地法の適用を受ける特定市となっている.また,
    大山崎町
    と久御山町,井手町,精華町を対象地域として含めた.その理由としては,これらの町が都市計画区域内にあるとともに,京都府内の,あるいは隣接する大阪府や奈良県の特定市に囲まれているからである.各データについては,以下のとおり収集を行っている.経営耕地面積,農家数,作付面積等については1990 年,2000 年,2010 年の世界農林業センサスのデータを,市街化区域内農地面積,生産緑地地区面積については1993 年,2003 年,2013 年の国土交通省,京都府および京都市のデータを用いている.これらの情報を図にすることで,1990年以降の京都府の都市における農業の変化を把握する.

    Ⅲ 結果および考察

    本研究対象地域の農地面積の推移をみると,1990年に10,845haであったが,2000年には9,467ha,2010年には7,256haと大幅に減少している.農地面積の推移の内訳をみると,田は1990年に8,849ha,2000年に7,596ha,2010年に5,867ha,畑は1990年に976ha,2000年に923ha,2010年に808ha,樹園地は1990年に1,022ha,2000年に1,400ha,2010年に577haとなっており,いずれも減少しているが,田と樹園地の減少が著しい.1992 年に改正された生産緑地法に基づき指定された本研究対象地域の全体での生産緑地面積をみると,1993年には約1,062ha であったが,2003 年には約1,042ha,2013 年には約859haとなっている.指定から10年間での面積の減少は小さいものの,その後の10年間では減少傾向にあることから,生産緑地は一定程度の保全はされているものの、減少する傾向にあるといえよう.農家数の推移をみると,1990年に18,373戸であったが,2000年には15,539戸,2010年には13,521戸と大幅に減少している.農業関連事業に取り組む農家の割合をみると,本研究対象地域全体では約38%となっており,京都府の本研究対象地域以外の地域全体では約29%であるのと比較して高い傾向にある.

    今後、京都府においては,このような地域的特性を踏まえた上で,都市農地を保全するための「土地利用計画」を検討していく必要があるものと考えられる.
  • 辻山 彰一, *辻山 駒子, 井ノ瀬 利明, 高田 那緒
    日本菌学会大会講演要旨集
    2006年 50 巻 71-B
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/06/05
    会議録・要旨集 フリー
    サビハチノスタケ(Echinochaete ruficeps)は,多孔菌科サビハチノスタケ属に分類される広葉樹性の白色腐朽菌である.東南アジア・アフリカに分布する熱帯性の担子菌類であり,日本で採集されることは稀で国内で採集された報告は少ない.著者らは2000年から京都市吉田山で大型菌類の定点調査を行い,本菌の発生を2001年から2004年にかけて,5月から9月期に毎年確認した.今回は,他の地域での観察例ならびに発生樹種について調査したので報告する. サビハチノスタケの発生は,吉田山周辺の京都市大文字山・京都市宝ヶ池公園のほか,京都府宇治市・京都府城陽市・京都府
    大山崎町
    ・滋賀県大津市・大阪府箕面市においても確認できた.発生した樹種については,いずれの採集地においても主にコナラの落枝で観察され,コナラ属(Quercus)から発生するという記載に一致していた.発生していたコナラの落枝は,外観的には腐朽がほとんど進行していない比較的新しい状態のものであり,本菌は枯死後早い段階で繁殖する一次腐朽菌であると考えられる.熱帯性のサビハチノスタケの暖温帯地域での発生は,温暖化にともなう気象条件の変化が影響している可能性だけでなく,この地域に分布するコナラ(Quercus serrata)への適応が関係している可能性も考えられる.発生する樹種の特異性については,現在木材腐朽試験を行い,樹種の差による分解能力の違いから検討を行っている.
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