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クエリ検索: "宮城学院中学校・高等学校"
1件中 1-1の結果を表示しています
  • 米田 栄吉, 眞柳 弦, 伊川 桂次, 国井 亮太郎
    日本歯周病学会会誌
    2004年 46 巻 1 号 51-59
    発行日: 2004年
    公開日: 2005/09/30
    ジャーナル フリー
    10歳代における初期の歯周疾患進行を阻止するため, Professional Tooth Cleaning Instruction (PTCI) を行い, その効果を評価した。平成12年から平成15年まで, 女子中学・高校の歯科検診において生徒全員のCPIを測定した。Index Teeth 6歯のTotal CPIスコアが10-14の生徒を抽出し, PTCIの対象者とした (平成13年は39名, 平成14年は26名)。対象者に対して, Index Teethの歯周ポケット深さを測定した。5分間, 各自の方法で自由にブラッシングを行わせた後にO'LearyのPCRを記録した。次に歯科医師によりDent EX slim head#33とone-tuft M (ライオン (株), 東京) を用いて一週間に1回, 計10回のPTCIを行った。O'LearyのPCRはPTCI前と10回後を比較すると, 平成13年と14年の2年とも有意に減少し, ブラッシングテクニックが向上したことが示唆された。Index Teethの平均歯周ポケット深さは10回のPTCIによって, 減少する傾向が認められ, 最大歯周ポケット深さは平成13年, 14年とも有意に減少した。Total CPIスコアと6歯のMaximum CPIスコアはそれぞれ, 次年度の検診時には有意に減少した。本研究の対象者は全体の2~3%であったが, PTCIにより, 母集団のTotal CPIの分布はスコアの小さいものが有意に多くなった。徹底的にPTCIを繰り返すと, ブラッシングテクニックの向上, 歯周病の進行阻止および, 改善にも有効であった。さらに, 小集団に対するPTCIは, 母集団に対しても波及効果があることが示唆された。このプログラムは10歳代の生徒に対して, 歯周病の予防に有効であることが示唆された。
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