本研究では3連コイル型磁気センサを使用して渦電流探傷法によるオーステナイト系ステンレス鋼の疲労評価を行った。今回の実験は平面曲げ疲労をSUS304に印加して、疲労蓄積量と3 連コイル型磁気センサの出力との関係を調べた。同時に、3連コイル型磁気センサの疲労蓄積量測定の精度を評価するために、以前から疲労の蓄積量とセンサ出力の関係が良く評価されているFG型磁気センサを使用した。残留磁化法により疲労の蓄積量を測定し、3連コイル型磁気センサでの結果を比較し、3連コイル型磁気センサによるオーステナイト系ステンレス鋼の疲労評価を行った。
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