ストレートアスファルトにポリマーや他産業廃棄物を加えることによりバインダの特性が改良されることが分かっている. 本研究は, ストレートアスファルトに一般車用の廃タイヤのゴム粉を混合した際のアスファルトバインダの挙動に関する検討である. アスファルトの全重量に対し15%の割合で0.2mm, 0.4mm, 0.6mm, 0.8mm, 1.2mmのサイズのゴム粉をそれぞれ混入した. 高温時において, 回転粘度計で測定した粘性, 複素せん断係数(|G
*|), 位相角 (δ), 軟化点の挙動を検討し, さらに, 低温時におけるたわみクリープスティフネスや応力リラクゼーションの挙動も検討した. ゴム粉のサイズによる違いはあるものの, ゴム粉を混入することよりバインダの特性は改良されることを示した.
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