国内GEMSの配置した23観測地点が地球環境を把握するというGEMS本来の目的に見合ったデータであるか確認するため、Fluxステーションの再整備に向けて周辺海域への影響の大きい河川の再評価を行った。本研究では流域面積上位20河川の汚濁負荷量を算出し、現在のGEMS観測地点の存在する河川の汚濁負荷量と比較し、GEMS/Water国内Flux Stationの見直しについての評価を行った。流域面積上位20河川の水質データはGEMS/Water23観測地点に含まれていない河川が存在するため、それらの河川の汚濁負荷量を算出した。河川の水質情報を把握するために富栄養化に関係の深いSS、総窒素、総リン、BOD、CODの5項目の汚濁負荷量にて河川のランク付けを行った。汚濁負荷量の算出には下記の方法で月平均汚濁負荷量を算出し、これを各月毎に積算することにより年間の負荷量を求めた。
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