詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "川渡り問題"
5件中 1-5の結果を表示しています
  • ―アンプラグド教材による思考過程の視覚化―
    松原 和樹, 服部 裕一郎
    日本科学教育学会研究会研究報告
    2021年 35 巻 6 号 21-24
    発行日: 2021/05/22
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 フリー

    小学校においてプログラミング教育が必修化されたことからもわかるように,急速に発展する現在の超情報社会においてプログラミング的思考の育成は急務であり,世代や立場を問わず共通の課題でもある.しかしながら,プログラミング的思考を育む教材については,それらを使用するための専門性の習得や必要となる機器およびソフトウェアなどの環境整備が学ぶ上でのボトルネックとなることが多い.特に,シニア世代の生涯学習においてそれは顕著である.そこで,本研究ではシニア世代の生涯学習においても使用可能なプログラミング的思考を育む学習教材の開発を,主として,算数数学教育の観点から目指してみたい.特に,I C T機器の操作スキルなどを前提とせず,学習形態としても誰もが容易に学べるユニバーサルデザインの性質を持たせることに重点を置いたアンプラグド教材を開発する.本稿では,開発教材の概要およびいくつかの実践から得られた教材の機能性と課題を報告する.

  • 細川 大輔
    全国大学国語教育学会国語科教育研究:大会研究発表要旨集
    2019年 136 巻
    発行日: 2019/06/01
    公開日: 2021/10/24
    会議録・要旨集 フリー
  • 益川 弘如
    教育心理学研究
    2004年 52 巻 3 号 331-343
    発行日: 2004/09/30
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    本論文では, 大学学部生を対象に学生自身が協調的な活動を通して知識を構成していく2つの授業の実践と評価を報告する。認知科学研究の基礎資料を理解させる1998年度学部3年生の授業では, 学生自身が担当した研究事例を調べて発表し, 互いの研究事例を関連付け, 全体を統合する3つのフェイズが段階的に含まれるカリキュラムで, これらの学習活動を協調活動作業支援ツールで支援した。理想的な協調学習が起きた場合を想定した学習者モデルを作成し, その学習者モデルとシステムログデータを照らし合わせて分析した。結果, 想定していた積極的な他人のノート参照, 関連付け活動が確認された。特に活発なグループは, 個々の研究例の繋がりを挙げつつ問題解決の特徴をまとめた質の高いレポートを提出していた。この授業成果を元に, 2000年度は授業に段階的に関連付け活動を入れて, 幅広い対象領域においても相互に関連付ける活動を促進させる工夫をした。結果, 統合型のレポートを提出する割合が増加した。以上より, 研究事例の関連付け活動をシステムとカリキュラムで工夫して導入したことで学習者自身による協調的な知識構成活動を促進させることができたと言える。
  • 寺井 仁, 三輪 和久, 田嶋 あゆみ
    認知心理学研究
    2014年 12 巻 1 号 37-49
    発行日: 2014/08/31
    公開日: 2014/10/07
    ジャーナル フリー
    本研究では,マジックのトリックを解決する課題を対象に,(a)予期しない現象の原因同定に加齢が及ぼす影響,および(b)高齢者同士の協同が原因同定に与える効果について実験的な検討を行った.実験の結果,高齢者の原因同定のパフォーマンスは若齢者に比して低下することが示され,トリックが存在する箇所および存在しない箇所の弁別が困難であることが示された.一方,すでに得られた情報を起点として原因を探るという問題解決方略は高齢者においても保持されていることが示された.また,高齢者が協同して助け合うことにより,原因同定のパフォーマンスの向上が認められ,そのプロセスにおいて,得られた情報を起点とした原因の推測がより改善され,トリックが存在する箇所への疑いがより強められることが明らかとなった.しかしながら,トリックが存在しない箇所に対する疑義の棄却に関しては協同による助け合いの効果は認められなかった.
  • 白水 始, 三宅 なほみ
    認知科学
    2009年 16 巻 3 号 348-376
    発行日: 2009年
    公開日: 2010/09/10
    ジャーナル フリー
    When one starts to learn a new discipline, it is essential to understand the terminology, to the point where one can use it comfortably across many situations. This study shows some effects of collaborative reflection on such learning, or transfer. We devised a two-year curriculum of teaching cognitive science to lower-division undergraduates, including the term of “schema,” and revised it along with our four-level model of collaborative conceptual change into enriching concrete, hands-on experiences and collaborative reflection. By comparing three sets of curricula, we found that ample experience with reflection yields durable understanding and promotes students' spontaneous use of “schema” in their end-term reports or conversations. Detailed analyses of five students' use over one-and-a-half years showed that one's understanding differed from that of others, but was highly correlated with her or his own preceding understanding. These results imply that ample experience provides a “core” to start one's learning and collaborative reflection makes the diversity of such cores explicit, which propels further constructive interactions that promote each one's deeper understanding and cross-situational learning.
feedback
Top