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クエリ検索: "平川英二"
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  • 川添 堯彬, 田中 昌博, 更谷 啓治, 楠本 哲次, 鳥井 克典, 末瀬 一彦, 上田 直克, 龍田 光弘, 田中 誠也, 松谷 善雄
    歯科医学
    2001年 64 巻 1 号 19-27
    発行日: 2001/03/25
    公開日: 2017/04/20
    ジャーナル フリー
    臨床において, 天然エナメル質に近似した組成および物理的性質を有し, 生体親和性および審美性を備えた, リン酸カルシウム系結晶化ガラスをブリッジに応用することを目的として, 平成11年4月1日から同年9月30日までに大阪歯科大学附属病院補綴咬合治療科に来院した患者30名にリン酸カルシウム系結晶化ガラス・ブリッジを装着し, 3か月間における臨床試験を行った.ブリッジはワンピースキャスト法で製作した3ユニットの固定性ブリッジとした.観察項目は支台歯の歯髄反応および二次齲蝕, ブリッジ周囲の軟組織の変化, ブリッジ自体の性状および変化, 副作用の有無について, ブリッジ装着時, 装着1週以降, 1か月以降および3か月以降において経過観察を行い, 以下の結果を得た. 1.支台歯について, 重度の歯髄反応および二次齲蝕は認められなかった. 2.ブリッジ周囲の軟組織について, 重度の炎症は認められなかった. 3.ブリッジの辺縁適合性について, ギャップが象牙質または支台築造材料に達している症例は認められなかった. 4.ブリッジの色調適合性について, 不適合で容認できない症例は認められなかった. 5.亀裂, 破折および脱落について, 亀裂および脱落は認められなかったが, 破折が装着約2週間後に1症例認められた.このブリッジの近心連結部の厚さは2.5mmと菲薄であった. 6.特記すべき副作用は認められなかった.以上の結果から, リン酸カルシウム系結晶化ガラスを用いた一歯中間欠損の3ユニットの固定性ブリッジは力学的に過酷な症例を除き, 機能性, 色調再現性, 色調安定性および生体親和性にほぼ満足のいく結果が得られ, 連結部の厚みを3mm以上確保することによって, 臨床において十分応用できると判断できた.
  • 大西 暢子, 竹村 衿子, 荒井 久仁子, 小熊 綾, 川上 康子, 西巻 弘子, 千葉 秀樹, 真柳 秀昭, 神山 紀久男
    小児歯科学雑誌
    1986年 24 巻 1 号 67-80
    発行日: 1986/03/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    我々は, 永久歯の小窩裂溝齲蝕予防手段として臨床的に広く応用されているシーラントが1 . 第二乳臼歯に対して有効であるか否か検討するため, 裂溝清掃にG K - 1 0 1 液を併用し臨床成績を追跡するとともに,2.シーラントの填塞の有効性を年齢的要素から検討するため仙台市北地区内保育園児の齲蝕のフィールド調査を行い, 以下の結果を得た。
    1)臨床研究の被検歯は,小児患者66名(平均年齢3歳11カ月)の上下顎第二乳臼歯180歯で,このうち3カ月以上経過した151歯を対象歯とした。観察期間は最短1カ月から最長23カ月,Full retention,脱落症例の平均経過月数は各々12.4カ月と6.9カ月であった。
    2)第二乳臼歯のシーラントの保持率は,Full retention 123歯(81.5%),Partial retention28歯(18.5%)であった。
    3)脱落原因として乳歯の裂溝形態の単純性,酸エッチングの不良等が考えられた。
    4)GK-101液を用いた結果,裂溝内の清掃性の向上と共に保持率を高めることができた。
    5)シーラント辺縁部からの新たな齲蝕の発生はなかった。
    6)齲蝕罹患状況のフィールド調査より第二乳臼歯のシーラント適応時期が明らかになった。適応時期としてはラバーダム防湿処置が可能となる時から,3歳迄とするのが望ましい。
    7)シーラントはあくまでも咬合面小窩裂溝の齲蝕予防を目的としたもので,隣接面齲蝕は予防できないということを忘れてはならない
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