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2件中 1-2の結果を表示しています
  • 松本 篤
    デジタルアーカイブ学会誌
    2022年 6 巻 2 号 92-95
    発行日: 2022/05/06
    公開日: 2022/07/04
    ジャーナル オープンアクセス

    誰かが残した「私」の記録。その価値に着目したアーカイブづくりに取り組むプロジェクト・AHA!は、大地震から10年目の節目に開催される展覧会の企画を依頼される。筆者は準備の過程で、仙台市の沿岸部に暮らすかおりさん(仮名)と出会う。彼女は、初めての出産を経験した2010年6月11日から育児日記をつけ続けていた。1000年に一度といわれる大災害の経験を、たった1人の育児の記録と記憶から捉え直す。そんな展覧会『わたしは思い出す』は、どのように企画されたのか。本展の着想から開催に至るまでのプロセスをたどりながら、メモリアルとは何か、記憶の継承とは何か、忘却とは何かを問い直す。

  • 大曲 美佐子, 近藤 裕重, 石丸 直子, 花井 裕子, 川端 摩耶, 阪本 考義
    日本教科教育学会誌
    2012年 34 巻 4 号 39-48
    発行日: 2012/03/25
    公開日: 2018/05/08
    ジャーナル フリー
    本研究は,道徳の授業において小学校2年生を対象に開発した「自分と家族について考える死に関する学習プログラム」を,小学校4年生の5クラスで取り組んだ授業実践である。授業実践の検証に当たっては,1. 児童の学習後における振り返り文の分析 2. 学習前後のアンケートによる学習プログラムの学習効果の検証 3. 学年として取り組むことへの授業者の省察 の3点から考察した。授業の振り返りで194名中125名の児童が「命や家族,今生きていることの大切さ」について書いていたことから,4年生での学習プログラム実践は可能であるといえる。次にアンケートの分析の結果,「家族の死」「自分の死」と学習との関連が有意であった。学習前後による自分と家族とのセルフエスティームを測定した結果,学習後の家族の自尊心(セルフエスティーム)の平均値がわずかに高くなっていた。5名の授業者の省察から,学習プログラムについて概ね良好という評価を得るとともに,授業における経験差の差異は見られず,死に関する学習プログラムは学年で実施可能と考える。
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