本研究は、小児病棟に勤務する3年課程看護専修学校を卒業した新人看護師の、小児看護技術の習得の経過の実態を明らかにし、小児看護における新人看護師の支援の示唆を得ることを目的とした。研究対象者は9名で、すべて女性であった。半構造化面接法で行い、補足的にプロフィール質問用紙を用いた。専修学校卒業の新人看護師は、小児看護技術を同期との技術習得の共有、職場における教育の活用によって身につけていた。専修学校卒業の新人看護師には、勤務の中で先輩や同期とのよりよい人間関係づくりや職場環境を整える支援の必要性が示唆された。
抄録全体を表示