本研究では、NAGOYA DESIGN WEEK 2009を事例として展示を出展者と会場提供者の観点から分析することで、デザインイベントにおける展示の特性を明らかにすることを目的とする。また得られた結果が、デザインイベントにおける展示計画の今後の指針となることを目指す。出展者については、出展作品を分析するために11アイテム52カテゴリーを設定し、出展者の専門分野別に各サンプルの出現数及び構成比を集計した。会場提供者については、展示形態を分析するために7アイテム26カテゴリーを設定し、類型化を行った。類型された各3タイプに特徴事例を示し、出展者と会場提供者の相関を考察した。出展者の専門分野と会場提供者の特性を把握した上で展示計画を行うことで、より魅力的な展示となる可能性があると考えられる。
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