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クエリ検索: "日本ウェルネススポーツ専門学校広島校"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 土屋 理恵
    日本語教育
    2020年 175 巻 130-145
    発行日: 2020/04/25
    公開日: 2022/04/26
    ジャーナル フリー

     本稿は,法務省告示校である日本語教育機関において聴解授業の改善を目的として実施した研修に関する報告である。研修は事前・事後課題を設定した対面研修の後,各教師に実践での研修内容の活用を奨励し,3か月後に授業見学を行うというものであった。その結果,授業見学時には全対象教師に授業設計で改善が見られ,研修内容が一定以上行動に転移したことが確認された。同時に,授業設計以外の面で機器操作,デリバリースキル,教室経営における課題が判明した。そこで,機器操作を含めた聴解授業実践のノウハウを教師全体で共有し,授業見学で互いに気づきを得る機会を追加した。最初の対面研修から9か月後の追跡調査では,全対象教師が聴解授業に研修内容を1つ以上活用していること,その一方で自身の聴解授業においてプラスの変化を感じているのは半数以下であることがわかった。授業の総合的な改善には継続した取り組みが求められる。

  • ―マイクロ評価に基づく考察を中心に―
    小口 悠紀子
    日本語教育
    2019年 174 巻 56-70
    発行日: 2019/12/25
    公開日: 2021/12/26
    ジャーナル フリー

     本稿は,初級日本語学習者を対象に,構造シラバスの中で教師がTBLTの理念を取り入れることの可能性とタスクの効果を検討した実践報告である。本稿では全9回 (27時間) に及ぶTBLT実践を行い,(1) 学習者はTBLTアプローチをどう受け止めていたか,(2) 学習者はタスクを楽しみ,有効性を実感していたか,(3) 学習者のタスクに対する反応は,教師が想定するものであったか,という点について検証した。その結果,学習者はTBLTによる日本語授業に概ね肯定的な反応を示したものの,学習者の持つビリーフスやコースの評価方法がTBLTに沿わない場合,不安や戸惑いを感じることが分かった。また,マイクロ評価の結果,タスクが持つ真正性の高さが学習者の動機付けを高め,教師の狙い通り能動的な授業参加や内容中心のコミュニケーションを促す一方で,言語形式への焦点化は,教師に頼らず学習者間で適宜行われていることが明らかになった。

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