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クエリ検索: "日本バス友の会"
1件中 1-1の結果を表示しています
  • 魯 誠寿
    経済地理学年報
    2000年 46 巻 1 号 1-21
    発行日: 2000/03/31
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
    本研究は, 第2次世界大戦以降のバス交通について, (1)バス交通の発展を規定する要因を明らかにし, (2)そのような要因がバス交通に与える影響を空間的に把握すること, の2点を主な目的としている.分析対象は神奈川中央交通(株)津久井営業所のバス交通網であり, バス交通の発展の度合を示す指標として運行頻度(平日1日あたり)を用いた. まず, 研究地域内のバス運行区間(81)×バス交通の発展に関係すると考えられる変数(15)の地理行列に主成分型の因子分析を用いて, バス交通の発展を規定する因子を抽出した.次に, 因子分析で得られた各因子ごとの因子得点に対してウォード法のクラスター分析を適用して運行区間のクラス分けを行い, その空間的特徴を分析した.結果は以下のようにまとめられる.1)運行頻度を指標とした場合のバス交通の発展は「都市的要素」, 「鉄道駅への距離」, 「バスのサービス水準」の3つの因子によりほぼ規定される.2)都市的要素やバスのサービス水準に恵まれる運行区間では, 鉄道駅への距離がバス交通の発展に与える影響は小さいが, それ以外の運行区間では鉄道駅から遠いほど運行頻度が少なく, 近いほど運行頻度が多いという関係がみられた.3)バスの路線構成上, 鉄道駅への結節が重要となるのは, 高度成長期以降のことである.」
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