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クエリ検索: "最上和子"
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  • 角田 明美, 渡辺 恵, 塚越 徳子, 京田 亜由美, 瀬沼 麻衣子, 北田 陽子, 廣河原 陽子, 一場 慶, 金子 結花, 関根 宏美, 宮澤 純江, 橋本 智美, 近藤 由香, 二渡 玉江
    群馬保健学研究
    2022年 42 巻 21-31
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/04/01
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究は,10年間における群馬大学医学部附属病院(以下,群大病院)のがん看護外来で行った相談の動向を明らかにし,今後の課題への示唆を得た。対象は,2010年4月~2020年3月のがん看護外来の約13,000例の相談とした。調査項目は,相談件数,利用回数,相談者,相談者の受診状況,相談内容などとした。分析は,Excelを用いて年次別に項目ごとの単純集計を行った。結果,延べ相談件数は,2013年以降1,000~1,500件/年で推移していた。利用回数は,「初めて」が多かったが,2017年以降「2回目以上」が5割以上となった。相談者は,「患者」と「患者以外」が同程度の割合だったが,2015年以降「患者」が増加し,最近3年は7割程度であった。相談者の受診状況は,2015年以降「自施設外来通院中」と「自施設入院中」を合わせて7割程度であった。相談内容は,「がんの治療」,「不安・精神的苦痛」,「症状・副作用・後遺症」が全ての年で上位であった。当初は,「がんの治療」が最も多かったが,2017年以降「不安・精神的苦痛」が増加し,最近2年は4割程度であった。群大病院以外の地域がん診療連携拠点病院でのがん相談支援センターやがん看護外来の設置によって,群大病院に通院・入院中の相談者が多く,「不安・精神的苦痛」の相談が多い傾向にあった。群大病院に通院・入院するがん患者・家族とともに,都道府県がん診療連携拠点病院のがん看護外来として,群馬県内のがん患者・家族の誰もが相談できる体制を維持していくことが重要である。
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