Windows95が発表されて以降、学校における情報化は推進され、タブレット端末の普及によって普通教室や体育館でのICT利活用も急速に進んでいる。また、鈴木(2015)によれば、真正の学びを保障する学習評価の実践を行う上でICTの利活用の重要性が主張されており、ICTの利活用はよりよい教育の実現に必要不可欠なツールとなりつつある。さらに、動画を評価情報とした学習評価の有効性についても報告(石塚、2016;笠松、2016)され、ICTを体育授業で利活用する場面として学習評価場面が整理されている(鈴木、2016)。そこで、本研究では、ICTを利活用して動画情報を得て、評価に活用している教師が、その評価行為に対してどのように意味づけているかを明らかにし、今後の動画情報活用の方向性を明らかにすることを目的とした。研究は、2015年に動画情報を活用して評価を実践した教員5名を対象として半構造化インタビューを行い、そのデータをもとに、成果と課題についてカテゴリーを生成し、量的コーディングし、内容を比較検討することにした。詳細の結果は当日報告する。
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