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クエリ検索: "松崎聖子"
1件中 1-1の結果を表示しています
  • 竹村 昌彦, 加藤 愛理, 松崎 聖子, 隅蔵 智子, 岩宮 正, 森重 健一郎
    日本女性骨盤底医学会誌
    2023年 19 巻 1 号 61-65
    発行日: 2023/01/31
    公開日: 2023/09/14
    ジャーナル 認証あり

    【はじめに】経腟メッシュ(transvaginal mesh: TVM)手術は、メッシュ関連合併症に注目が集まった結果、実施できなくなった国もあるのが現状だが、低侵襲かつ低再発率である特性からわが国では依然として重要な骨盤臓器脱治療法である。今回、TVM 術後14 年を経て発症した帯下増加を契機として診断された、腟内への肉芽腫形成を経験したので報告する。【症例】76 歳女性。62 歳時に当科で腟式子宮全摘術とProlift 型TVM 手術(前後 一体型)を同時実施した。術後14 年目になって、帯下の増加と少量の性器出血を自覚して受診したところ、腟前壁中央に直径2cm の腫瘍形成を認めた。経腟的腫瘍摘出術をおこない、腫瘍と一体化したメッシュの部分切除を行って、腟壁を2 層に修復した。腫瘍はメッシュに関連して発生したと思われる肉芽腫であった。【考察】わが国では、海外に比べてメッシュ関連合併症の頻度は低いが、術後10 年を超えても発生し得ることを啓発して、適切な診療と治療につなげることが重要である。

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