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クエリ検索: "柴俊夫"
1件中 1-1の結果を表示しています
  • 高橋 茂樹, 須藤 謙一, 里見 昭, 田中 克幸, 川瀬 弘一, 村井 秀昭, 谷水 長丸, 米川 浩伸, 高橋 浩司, 平山 廉三
    日本小児外科学会雑誌
    1997年 33 巻 2 号 294-298
    発行日: 1997/04/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    われわれは二重十二指腸膜様閉鎖症の1例を経験した.症例は日齢6日の女児.出生時仮死があり当院未熟児センターに入院した.精査にて水頭症,先天性心疾患 (TOF, PDA),十二指腸閉鎖症と診断された.日齢6日で開腹手術施行,十二指腸は2枚の模様物で二重に閉鎖されていた.胆管は2枚の模様物の間に開口していた.縦切開を加え,膜を切除し,横縫合を行った.先天性十二指腸閉鎖症は出生6000に1例と小児外科疾患では比較的多い疾患の1つである.しかしながら,多発閉鎖・狭窄に関する報告は極めて少なく,われわれの調べ得た範囲では現在までに20例に過ぎない.いずれも,術前の診断は困難であったが, Stringer らはよく観察すれば通常の十二指腸閉鎖症とは異なる点があることを指摘している.本症例でも単純 X 線像で十二指腸球部のガス像の拡大が軽度で,しかも形が歪であった.
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