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クエリ検索: "森川千恵子"
6件中 1-6の結果を表示しています
  • 豊永 義清, 黒須 義宇, 杉田 守正, 喜多 明子, 吉野 則子, 甲田 直也, 熊谷 公明, 堀内 清, 堀 誠, 高橋 孝行, 西山 博高
    The Japanese Journal of Antibiotics
    1983年 36 巻 6 号 1243-1261
    発行日: 1983/06/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    最近の7-Aminocephalosporanic acid (7-ACA) 誘導体の合成研究の成果は目をみはるものがあり, 次々に新しい抗生物質が開発され, 臨床的にも高い評価を得ている。
    現在使用されているCephalosporin C系薬剤はグラム陽性球菌並びにグラム陰性桿菌に強い抗菌力を持ち, その作用は殺菌的で毒性も比較的低いため, 小児科領域での感染症に広く使用されている。しかし, 一方Cephalosporin C系薬剤の頻用に従いCephalosporinase産生株に伴う耐性菌の増加及び宿主の感染抵抗性低下に乗じて定着し, 起病性を発揮するようになつた弱毒菌の出現も事実である。こうした背景から, 抗菌域の拡大, β-Lactamaseに安定な薬剤の開発が望まれ, その結果, 新しくCephamycin系の薬剤が合成された。
    Cephamycin系薬剤はCephem環の7α 位にMethoxy基を導入することによりβ-Lactamaseに安定であり, Indole陽性Proteus, Citrobacter, Enterobacter, Serratia などにも抗菌力を持ち, 毒性も低いことが知られている。
    Cefbtetan (CTT) は山之内製薬により開発されたCephamycin系薬剤であり, 従来のCephamycin系薬剤に比べ, グラム陰性桿菌に優れた抗菌力を有すること, 血中濃度の持続時間が長く, 血中半減期は従来のβ-Lactam系薬剤では最長であり, 約3時間であると言われている。今回我々はCTTを使用する機会を得たので, 本剤について抗菌力, 吸収・排泄などの基礎的研究を行うと共に, 各種細菌感染症に使用したので, その成績について報告する。
  • 友野 法子, 仲由 武實, 藤田 正敬, 鬼海 庄一郎, 大石 正夫
    The Japanese Journal of Antibiotics
    1980年 33 巻 6 号 685-689
    発行日: 1980/06/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    硫酸ジベカシンはH. UMEZAWAら1) によつて, Kanamycin Bから合成されたアミノ配糖体系抗生物質で, 緑膿菌をはじめとする多くの耐性菌にもすぐれた抗菌力をもち, 現在, 注射剤として広く臨床応用されている。今回, 本剤の眼科領域における点眼剤としての適用を考えて, 点眼時の眼組織内移行性について検討を加えたので, その成績を報告する。
  • 豊永 義清, 黒須 義家, 甲田 直也, 井田 博幸, 望月 弘, 熊谷 公明, 赤塚 順一, 杉田 守正, 川村 悟朗, 岡部 武, 堀 誠, 高橋 孝行
    The Japanese Journal of Antibiotics
    1983年 36 巻 4 号 739-770
    発行日: 1983/04/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    Cephalosporin C系抗生物質の中で, いわゆる第1, 2群の薬剤であるCephaloridine (CER), Cephalothin (CET), Cefazolin (CEZ) などは, グラム陽性球菌及びある種の陰性桿菌に強い抗菌力を持ち, 毒性も比較的低く, 新生児への投与も可能であるなど, 小児科領域でも臨床的に広く使用されている。しかしβ-Lactamaseにより不活性化されるため, 最近, これらの薬剤に対する耐性株が増加しつつあるのも衆知の事実である。このような背景からβ-Lactamaseに対して安定な薬剤の開発が望まれ, Cephem環の7α 位にMethoxy基を持つCephamycin系抗生物質が登場してきた。
    T-1982 (Cefbuperazone) は7α-Methoxycephem系抗生物質としては第5番目に本邦での検討を行つた薬剤であり, 富山化学工業 (株) 及び科研製薬 (株) で共同開発され, 化学名はSodium 7β-[(2R, 33)-2-(4-ethyl2, 3-dioxo-1-piperazinecarboxamido)-3-hydroxybutanamido]-7α-methoxy-3-[(1-methyl-1H-tetrazo1-5-yl)thiomethy1]-3-cephem-4-carboxylateで7β 位の側鎖のD-ThreonineにPiperacillin (PIPC), Cefbperazone (CPZ) に用いた4-Ethyl-2, 3-dioxopiperazineを置換した構造である。本剤の特徴は各種細菌産生のβ-Lactamaseに安定なため, グラム陰性桿菌に対して優れた抗菌スペクトラムを有すると言われ, 特にEnterobacter, Serratia marcescens, Proteus sp., Bacteroides fragilisなどに対しては, 従来のCephem系抗生物質に比べ更に強い抗菌力を示し, 且つ, in vitroよりin vivoの効果が優れていると言われている。今回, 我々はT-1982を使用する機会を得たので, 本剤について抗菌力, 吸収・排泄などの基礎的検討を行うと共に, 各種細菌感染症に使用したので, それらの成績について報告する。
  • 磯野 美登利, 川島 健, 山田 規恵, 青木 誠, 小林 とよ子, 沢 赫代, 渡辺 邦友, 上野 一恵
    The Japanese Journal of Antibiotics
    1982年 35 巻 7 号 1667-1672
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    Cephamycin 系抗生剤としてはCefmetazole, Cefoxitin, Cefotetan が開発され, Oxacephem 剤としてLatamoxef が登場してきた。これらの抗生剤はBacteroides fragilis の産生するβ-Lactamase に対して極めて安定なことが特徴である1, 2, 3)。Cefmetazole はB. fragilis を含めて殆どの嫌気性菌に対して極めて優れた抗菌力を示すが, B. fragilis の β-Lactamase に対する安定性については未だ十分には検討されていない。
    そこで本報ではB.fragilis の産生するβ-Lactamase に対する安定性と実験的感染マウスに対する治療効果について検討したので報告する。
  • 豊永 義清, 黒須 義宇, 和田 紀之, 森川 千恵子, 熊谷 公明, 堀 誠
    The Japanese Journal of Antibiotics
    1981年 34 巻 3 号 257-278
    発行日: 1981/03/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    Cephaloridinb (CER), Cephalothin (CET), Cefazolin (CEZ) などのCephalosporin C系抗生物質は, グラム陰性桿菌, 陽性球菌に強い抗菌力をもち, 毒性も比較的低く, 新生児への投与も可能であるなど, 小児科領域での感染症に広く使われているが, β-Lactamaseで不活化されるため, 最近, 耐性菌が増加しつつある。このような背景からβ-Lactamaseに対して安定な薬剤の開発が望まれていた。その結果, 新らしくCephamycin系抗生物質が合成された。Cephamycin糸は, Cephem環の7α 位にMethoxy基を導入することによりβ-Lactamaseに耐性をもつている他, Indole陽性Proteus, Serratia, 耐性Escarichia coliなどにも抗菌力をもち, 毒性も低いことが知られている。
    Cefoxitin (CFX) は, Cephamycin系の最初のものとして, 米国Merck Sharp & Dohme Research Laboratoriesによつて開発され, 化学名はSodium (6R, 7S)-3-(carbamoyloxymethyl)-7-methoxy-8-oxo-7-[2-(2-thienyl) acetamido]-5-thia-1-azabicyclo [4, 2, 0] oct-2-ene-2-carboxylateで, 構造式もCephalosporin C系 (CEPs系) とは, やや異なつた構造である。CFXの特徴は, 先にものべたようにβ-Lactamaseに安定のため, グラム陰性菌に対してはCEZと同程度の抗菌力を示すが, CEZ耐性のものには優れた抗菌力をもつているとされている。一方, グラム陽性菌には, CET, CEZより劣るとされている。また血中濃度推移はCETよりやや長いが, CER, CEZなどよりは著明に短いとされている。今回, 我々はCFXを小児科領域の感染症に使用し, 基礎的, 臨床的検討をおこなつたので報告する。
  • 脳と発達
    1980年 12 巻 Supplement 号 31-141
    発行日: 1980年
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
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