今後,学校完全週五日制が実施される。それに伴い,学習時間の短縮も行われる。しかし,理科教育に於いて,自然の事物・現象に対する見方や考え方,計算技術及び実験・観察の技能を指導し習得させるには,時間がかかる。上記の2点を両立させていく1つの方法として,有意味学習がある。有意味学習に取り組むことにより,学習した内容の構造化が期待できるとともに,関心・意欲・態度が引き出されることも考えられる。そのことが今回発表する2つの実践 ①「自習時間の際に自然科学の分野から興味のある書物を選び出し,読んで感想を書かせる。」 ②「定期試験で間違えた問題や解答出来なかった問題を, 答え合せのあと解き直し提出させる。直しについてのアドバイスを与え,返却する。」で示すことができた。
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