「いじめ」は「いのち」にかかわる問題である。しかし「いじめ」を見つけ解決への道筋となるとその方法がなかなか明らかにならない。いじめられている子どもに寄り添いながら解決に向けて取り組みを進めていくといくつかの課題に出会う。「いじめ」られる子どもとのこと、その子を取り巻くまわりの子どもたち、あるいは「いじめ」にかかわる保護者、学級、学校、地域そして教師等、様々な人間関係が重なり合って「いじめ」を容認していることに気がつくのである。それ故に解決が遅々として進まないのである。この報告(教育実践)は「いじめ」の事実を知り、その問題解決に向けて何を学び、どのように取り組みをすすめたのか4月から7月までの経過とそこで明らかになったことの報告である。
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