看護管理者の配置転換は看護部全体の組織の活性化,質の向上のための一手段として,多くの病院で行われている。看護師長が配置転換の内示を受けてから,新たな部署で役割発揮するようになるまでの経験を明らかにするため,看護師長の職位のまま配置転換した看護師長9名へ半構成的面接を行い質的に分析した。結果,配置転換前の4コアカテゴリーと配置転換直後から役割発揮するまでの5コアカテゴリーの経験が抽出された。協力者が配置転換後の部署で役割を発揮できるようになるには約1年を要した。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら