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クエリ検索: "清水精一郎"
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  • 山本 広幸, 広瀬 由紀, 藤井 秀則, 田中 文恵, 馬場園 豊
    日本外科系連合学会誌
    2003年 28 巻 2 号 279-283
    発行日: 2003/04/30
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
    症例は50歳, 男性。2000年1月, 他院で経仙骨的に直腸の粘膜下腫瘍摘出術を受ける。今回, 2002年9月21日, B型急性肝炎のため消化器科で入院加療を受け, 同時に全身の精査にて直腸の病変も指摘され, 手術目的にて当科紹介となる。画像検査では, 下部直腸右側に約5cm大の壁外性で多発の腫瘤を認め, 前医での手術摘出標本も再検討した結果, 直腸GISTの再発の術前診断にて2002年11月26日腹会陰式直腸切断術を施行した。術後の病理検査では, 紡錘細胞の束状交錯腫瘍で, 核異型は乏しいが, 高倍10視野で0~2個の核分裂像を認め, これらの所見は前回の手術標本の組織像と同じであった。免疫染色ではc-kit, CD34は陽性であり低悪性度の直腸GISTの再発と診断した。GISTは悪性度が低くても長期にわたる経過観察中に再発を認める症例も存在するため, 長期の経過観察が必要であり, また治療に関しては全層切除の必要性が示唆された1例であった。
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