本稿では,地域循環共生圏を構成する3 要素のうち「オーナーシップ」に焦点を当て,人口減少下における地域循環共生圏の可能性について論じる。その際,「オーナーシップ」を「エネルギー(資源)」「経済」「政策」の3 種のオーナーシップに分け,それぞれの研究の進展状況やさらに研究が望まれる分野について,関連データを交えながら論考する。加えて「政策のオーナーシップ」の文脈では,地域循環共生圏の核としての大学の役割について,アンケート調査に基づくデータや関連動向を紹介する。
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