詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "滋賀県立長浜高等学校"
1件中 1-1の結果を表示しています
  • 口分田 政博, 田中 万祐, 遊磨 正秀
    応用生態工学
    1999年 2 巻 2 号 205-210
    発行日: 1999/11/19
    公開日: 2009/05/22
    ジャーナル フリー
    ゲンジボタル成虫の発生時期を予測するために,京都市右京区清滝,京都市左京区銀閣寺,および滋賀県山東町長岡における成虫発生時期について,幼虫の上陸時期や気温との関係について検討を行った.幼虫上陸数最盛(または初見)日と成虫発光目撃数最盛(または初見)日(ともに1月0日からの日数で示す)の関係は,
    成虫発光目撃数最盛(初見)日
    =14.23+1.34×幼虫上陸数最盛(初見)日
    として示された.蛹期(幼虫上陸から成虫羽化までの全期間)の発育ゼロ点は13.7℃,蛹期の発育を完了するための有効積算温:量は162.6日度と推定された.日平均気温平年値が蛹期の発育ゼロ点を超える蛹期発育開始日平年値から20日間,30日間,ならびに40日間の発育ゼロ点以上の積算温量から,成虫現存数の最盛日は
    成虫発光目撃数最盛予測日
    =174.8-0.248×有効積算温量20
    成虫発光目撃数最盛予測日
    =180.2-0.199×有効積算温量30
    成虫発光目撃数最盛予測日
    =187.1-0,175×有効積算温量40
    としてある程度の予測をすることができる.なおこれらの有効積算温量の添字は温量の積算に用いた日数を示し,成虫現存数最盛予測日は1月0日からの日数として表現している.また,この式は京都府と滋賀県の個体群に関するものであり,気温条件の異なる他所への適用に際しては,発育ゼロ点や有効積算温量に関するゲンジボタル地域個体群間の同異について今後の検討を要する.
feedback
Top