我々は神経伝達物質を使用するORT法で脾経 (膵臓) と脾経 (脾臓) のイメージンを行った。
神経伝達物質は共にアドレナリンで, 視床も共に視床内側膝状体で, 大脳皮質も共に23野に反応し, 末梢においては一部をのぞいてほぼ同じように走行した。
脾経 (膵臓) は隠白穴より起り, 脾経 (脾臓) は大敦穴より約2mm内側より起っていた。
脾経 (膵臓) も脾経 (脾臓) ともに大腸経にそって下行し, 支脈が偏歴穴より内関穴に流注していた。さらに下行し合谷穴より脾経 (膵臓) は商陽穴に終っていたが, 脾経 (脾臓) は商陽穴に終る症例や第1指の外側 (少商穴の反対側) に終っていた。
脾経 (膵臓) も脾経 (脾臓) も共に頸部に上り, 翳風穴付近より反転し, 天容穴付近で脾経 (膵臓) は終り, 脾経 (膵臓) はさらに下行して人迎穴付近で終っていた。
抄録全体を表示