震災からまもなく3年が経過するが,復興の進行状況は地域によって差が大きく,このことは学校現場にも大きく影響している。宮城県内を広く見ると,未だに理科室が整備されていない仮校舎で授業を受ける児童生徒も見られる。そこで,研究報告21号に記載した実施内容に改善を加え,小中学理科におけるマイクロスケール化学実験のさらなる教材化を考察し,支援を広げることとした。また,学校業務の多忙化により,なかなか思うように実験準備や実施ができない状況を解決する方法として震災後3年間の取組を講習会等において紹介することとした。
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