宇宙航空研究開発機構(JAXA)は,情報通信研究機構(NICT),電子航法研究所(ENRI),国土地理院(GSI),産業技術総合研究所(AIST)などの研究機関と協力して,準天頂衛星システム第1段階の開発・整備を行い,平成22年9月11日に,準天頂衛星初号機「みちびき」を
種子島宇宙センター
から打ち上げた.約3カ月の初期機能確認を終了後,技術実証を開始した.ミッションの主な目的は,(1)GPS補完・補強技術の開発及び軌道上実証,(2)次世代衛星測位システムの基盤技術の開発及び軌道上実験,である.本稿では,JAXAが行った技術実証の概要と成果について報告する.
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