急性冠症候群の早期再還流達成を目的に12誘導心電図伝送システムが近年当消防本部に導入されたことで,胸痛傷病者シミュレーショントレーニングを行い,加えて栃木県ドクターヘリの機動性を生かすべく連携強化のトレーニングを行った。さらに日常行われてきた救急救命士の活動要領を検証する為地域メディカル医療機関の医師が評価するトレーニングを行った。消防という枠を超えて他機関と連携して行ったトレーニングの効果を評価し,トレーニング中起こった問題点を検証,改善することで今後トレーニングの更なる充実を図ることができ,また実務に役立つものと考えた。
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