2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災以降の 10 数年の間に様々な自然災害が発生している。その際には、道路、鉄道、空港等のインフラが大きなダメージを受け、輸送の要である道路が損壊したことにより救援物資を円滑に輸送することが出来ないといった問題が生じた。そこで、道路閉塞の影響を全く受けない無人航空機とトラックによる併用輸送が検討されてきたが、無人航空機の輸送速度や輸送方法に関する検討が十分に行われているとはいえない。そこで、本研究では水害発生時における無人航空機を用いた救援物資輸送をピストン輸送とルート輸送の 2 種類の輸送方法で検討し、必要な配備台数を算出することで、無人航空機による効率的な輸送方法の検討を行う。
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