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クエリ検索: "菊地秀行"
5件中 1-5の結果を表示しています
  • ―朝日ソノラマとソノラマ文庫
    山中 智省
    出版研究
    2021年 52 巻 1-24
    発行日: 2021年
    公開日: 2023/03/31
    ジャーナル フリー

    朝日ソノラマのソノラマ文庫は,自社の単行本叢書の文庫化を企図して1975年に創刊を果たし,2007年まで存続した若年層向け文庫レーベルである.本稿では,ソノラマ文庫の創刊から全盛期に至る1970~80年代を射程に,同文庫が「ライトノベルの一源流」と見なされる特質をどのように形成したのかを明らかにしていく.また,とりわけ1980年代後半の動向をもとに,ソノラマ文庫の戦略面における課題とは何かに焦点を当て,その考察を試みる.

  • 間瀬 惇平, 南林 和, 寺林 肇, 桂 純二
    日本建築学会計画系論文集
    1999年 64 巻 516 号 201-208
    発行日: 1999/02/28
    公開日: 2017/02/03
    ジャーナル フリー
    Due to an increase in developments that are concentrated in urban areas, excavation in building construction has deepened and widened. Consequently, it has become more critical to consider the influence on neighborhood and public nuisance during construction. Underground works occupy a large part of construction costs and periods, thus being regarded as most important. This study presents planning of excavation works in building construction at an early stage. The authors have suggested the design models for planning of retaining supports: 1) The authors have suggested three logics for planning of retaining supports identified by three Zones(A, B and C) which are categorized by degrees of Depth and Area of excavation. 2) The authors have analyzed cases which belong to Zone A(small and medium-sized excavations) and Zone B(large and deep sized excavations). 3) Especially, in Zone B, the authors have testified the possibility of an appropriate planning method of retaining support by the logic introduced from statistical discriminate analysis.
  • 東 雅夫
    日本文学
    2005年 54 巻 11 号 82-91
    発行日: 2005/11/10
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
  • 『四つの終止符』(1964年)から『十津川警部,沈黙の壁に挑む』(1994年)へ
    岡田 祥平
    言語文化教育研究
    2022年 20 巻 74-95
    発行日: 2022/12/23
    公開日: 2023/01/29
    ジャーナル フリー

    推理作家・西村京太郎の長編推理小説のデビュー作の『四つの終止符』(1964年)は,ろう者を事件の容疑者とした作品である。そして,『四つの終止符』から30年が経過した1994年に,西村は再びろう者を重要な登場人物とした『十津川警部,沈黙の壁に挑む』という作品を発表している。この2作品は,同じ作者が 30年という長い時間を経たうえでろう者やろう者を取り巻く状況を描いたフィクション作品(推理小説)という点で,(おそらくは)他に類を見ない特徴を持つ作品群といえる。本稿では,この両作品を読み比べることで,その時代を生きた西村に,さらには日本社会に生じた,ろう者やろう者を取り巻く状況の「見方」の変化が読み取れるのではないかという問題意識のもと,現代日本語の動態に関心を抱く筆者の関心,観点から,両作品におけるろう者とろう者を取り巻く状況の描かれ方の相違を素描したうえで,その相違が意味する点や日本社会における両作品の受容のされ方について,小考を試みる。

  • 柏野 和佳子, 奥村 学
    自然言語処理
    2014年 21 巻 6 号 1133-1161
    発行日: 2014/12/15
    公開日: 2015/03/15
    ジャーナル フリー
    従来の紙版の国語辞典はコンパクトにまとめることが優先され,用例の記述は厳選され,必要最小限にとどめられていた.しかし,電子化編集が容易になり,電子化された国語辞典データや種々のコーパスが活用できるようになった今,豊富な用例を増補した電子化版国語辞典の構築が可能になった.そうした電子化版国語辞典は,人にも計算機にも有用性の高いものと期待される.著者らはその用例記述の際に見出し語のもつ文体的特徴を明記する方法を提案し,より利用価値の高い,電子化版の「コーパスベース国語辞典」の構築を目指している.文体的特徴の記述は,語の理解を助け,文章作成時にはその語を用いる判断の指標になり得るため,作文指導や日本語教育,日本語生成処理といった観点からの期待も高い.本論文では,古さを帯びながらも現代語として用いられる「古風な語」を取り上げる.これに注目する理由は,三点ある.一点目は,現代語の中で用いられる「古風な語」は少なくないにも関わらず,「古語」にまぎれ辞書記述に取り上げ損なってしまう危険性のあるものであること.二点目は,その「古風な語」には,文語の活用形をもつなど,その文法的な扱いに注意の必要なものがあること.三点目は,「古さ」という文体的特徴を的確かつ,効果的に用いることができるよう,十分な用法説明が必要な語であるということ,である.そこで,本論文では,これら三点に留意して「古風な語」の用法をその使用実態に即して分析し,その辞書記述を提案する.はじめに,現行国語辞典5種における「古風な語」の扱いを概観する.次に,「古風な語」の使用実態を『現代日本語書き言葉均衡コーパス』に収録される図書館サブコーパスを用いて分析し,「古風な語」の使用を,(1) 古典の引用,(2) 明治期から戦前まで,(3) 時代・歴史小説,(4) 現代文脈,に4分類する.そして,その 4 分類に基づく「コーパスベース国語辞典」の辞書記述方法を提案する.このような辞書記述は例えば,作文指導や日本語教育,日本語生成処理の際の語選択の参考になるものと期待される.
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