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クエリ検索: "蟻の街"
8件中 1-8の結果を表示しています
  • 金 泓奎, 大原 一興, 小滝 一正
    日本建築学会計画系論文集
    2003年 68 巻 565 号 183-191
    発行日: 2003/03/30
    公開日: 2017/02/09
    ジャーナル フリー
    Homeless people have built shacks and settled down in Shibuya-ku / Miyashita Park. In this paper I tried to investigate the need for community, especially through the participatory research by the homeless people themselves in this park. It shows that the homeless people living in the park have formed neighborhood relation and this relation contributes to sufficiency of their basic human needs, house construction through mutual support, cooperative approach for the life rebuilding. Further, it shows that they have practiced many kinds of housing activities through the homeless peoples' autonomous council, which they established, and that they also express much interest in joint resettlement. Important needs for the homeless are not only shelters, but also improvement in their living environment based on autonomous community while living together. Therefore, as a policy, preparation of systems for enabling them to practice such kind of their autonomous activities is more necessary than institutionalization.
  • 垣田 裕介
    社会政策
    2018年 10 巻 2 号 144-148
    発行日: 2018/10/30
    公開日: 2020/10/30
    ジャーナル フリー
  • 「風俗映画」としての渋谷実『自由学校』と「虚脱」状態の両義性
    角尾 宣信
    映像学
    2019年 101 巻 92-113
    発行日: 2019/01/25
    公開日: 2019/06/25
    ジャーナル フリー
    【要旨】
     敗戦後から1960年代前半にかけて、「風俗映画」と呼称される多くの作品が登場した。その特徴は、同時代のライフスタイルや風景などを記録し、そこから人々の思想や価値観を捉えるものと指摘されてきた。本論文は、総合的な「風俗映画」の研究に向けた一歩として、「風俗映画作家」と言われていた渋谷実の『自由学校』(1951年)を取り上げ、原作小説および吉村公三郎による同名翻案(1951年)と比較し、その「風俗映画」としての映画史的・社会史的意義と可能性を考察する。
     渋谷作品のスタイル上の特徴として、戦争および敗戦のトラウマの継続と、人物表象および心理描写両面での奥行きの無さの二点が指摘されてきた。本論文は、この二点を結ぶ線上において、本作品の特徴である男性主人公の「平面に寝ころぶ」という繰り返し現れる身ぶりを考察する。また、本作品での平面性というスタイルが、愛情や行動意欲の欠如と、ジェンダー的および物理的な平等性という二重の意味をもつことを指摘する。そして、この身ぶりの繰り返しを通じて描かれる、行動意欲を徹底して欠いた男性主人公の心理状態を、敗戦直後における日本社会全体の「虚脱」状態から歴史的に位置づける。さらに、本作品では、この「虚脱」状態を核として、「風俗映画」と見なしうる同時代の記録が構成されており、それが同時代における「虚脱」状態の逆説的かつ肯定的解釈と通じ合うことを示し、敗戦後の社会的心理状態から「風俗映画」を考察する必要性を指摘する。
  • 岡野 裕行
    日本文学
    2016年 65 巻 11 号 62-71
    発行日: 2016/11/10
    公開日: 2021/12/08
    ジャーナル フリー

    文学資料をいかにして保存・活用していくのかを考える際には、図書館が持つアーカイブ機能やコミュニティ機能に注目してみるとよい。まちの図書館に求められているのは、その地域における情報基盤としての機能であり、教育・産業・地域づくりなどの活動との連携が求められる。また、観光振興の機能を高めるために、地域文化の可視化や情報発信などの取り組みも期待されている。本は人と人とがつながるツールであり、それらが数多く集まる図書館は、人々が創発的に新しい知識を生み出すための空間として機能している。

  • 志水 一夫
    超心理学研究
    1999年 4 巻 2 号 52-61
    発行日: 1999/11/30
    公開日: 2017/08/09
    ジャーナル フリー
    江戸の池袋村(現・東京都豊島区池袋付近)ないし池上村(現・東京都世田谷区池上付近)から雇い入れた下女に「手を着ける」とRSPK(=回帰性偶発的念動作用。いわゆるポルターガイスト)に似た現象が起きることがあるという江戸期の噂は、当時川柳に詠まれるほど知られていた。日本民俗学の父、柳田國男や、医事評論の草分け、田中香涯は、同地の若者によるイタズラではないかとの説を出しており、たしかにそのように見うけられるものもあるが、よく調べてみると、それだけでは説明の付きにくい超常的な側面を持っているように思われるものも見られないわけではない。
  • 「捨てられたもの」をめぐる思考
    藤原 辰史, 河合 俊雄, 岩宮 恵子
    箱庭療法学研究
    2024年 37 巻 1 号 59-81
    発行日: 2024年
    公開日: 2025/03/24
    ジャーナル 認証あり
    箱庭療法学研究 第37巻 第1号 pp.59-81 2024年
    資料
    分解の哲学
    「捨てられたもの」をめぐる思考
    基調講演:藤原辰史
    京都大学人文科学研究所
    指定討論:河合俊雄
    京都こころ研究所
    岩宮恵子
    島根大学人間科学部
  • 地理学評論
    1953年 26 巻 7 号 323-335_1
    発行日: 1953/07/01
    公開日: 2008/12/24
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  • 小泉 諒
    経済地理学年報
    2020年 66 巻 1 号 90-111
    発行日: 2020/03/30
    公開日: 2021/03/30
    ジャーナル フリー

        本稿は,2020年オリンピック東京大会の会場計画において「ベイゾーン」と位置付けられている東京臨海部について,その開発の経緯を追い,時々に作用した時代の効果を整理しながら考察した.東京臨海部の埋立地は,江戸期以降,河川の浚渫や港の整備,ごみ処分などにより造成され,その後,東京都によるテレポート構想を元にした臨海副都心計画や,国策による都市再開発構想の舞台となった.1980年代に進められたそれらの構想は,バブル経済やその崩壊,都政の変化などから,その内容を変えた.1990年代後半以降には都市再生が国策と位置付けられ,都市改造がIOCの「レガシー」戦略とも合致するようになったことで,東京都のオリンピック招致は進められた.このように東京臨海部は,周辺と摩擦を起こしうるものも含めて様々な名目が動員され開発が進められる,東京の拡大に必要な場所であったと言える.

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