今日、社会はめまぐるしく変化しており、それは年々加速しているように思われる。2004・05年も教育に関わって様々な動きがあった。それらを的確に整理し、時代を読み解く「素材」を提供するのが本稿に課せられた課題であると認識している。単なる事実の羅列ではなく、時代の流れが読み取れるようなものを書きたいという思いはあったが、力量も紙幅も限られた中で、こうした課題にどこまで迫りえたのか、甚だ心許ない状況である。本稿は、『内外教育』(時事通信社)、『週刊教育資料』・『日本教育新聞』(日本教育新聞社)、『季刊教育法』(エイデル研究所)、各社新聞等に掲載された記事、文部科学省をはじめとする諸機関のウェッブサイトを基に作成した。筆者の関心によって論点の採り上げ方や記述に濃淡があるということを予めお断りしておきたい。
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