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クエリ検索: "谷地八幡宮"
4件中 1-4の結果を表示しています
  • 月光 善弘
    智山学報
    1986年 35 巻 1-17
    発行日: 1986/03/31
    公開日: 2017/08/31
    ジャーナル フリー
  • 和田 多聞
    日本醸造協会誌
    1993年 88 巻 8 号 622
    発行日: 1993/08/15
    公開日: 2011/09/20
    ジャーナル フリー
  • 円山 雍成
    交通史研究
    2015年 86 巻 56-60
    発行日: 2015/03/31
    公開日: 2017/10/01
    ジャーナル フリー
  • 田鍬 智志
    東洋音楽研究
    2007年 2007 巻 72 号 25-46
    発行日: 2007/08/31
    公開日: 2011/09/20
    ジャーナル フリー
    今日伝承されている舞楽には、大別して、旧三方楽所の系統を直接汲む「中央の舞楽」と、それらとは全く異質の舞踊音楽様式をもつ「地方の舞楽」とがある。これまで、地方の舞楽にみる動作に対しては、「中央より受容後、郷土的変化をとげたもの」とする見方と、「中央舞楽が洗練化する以前の古い形態をのこしている」との見方が二律背反してきた。たしかに、上体を前方に倒し力強く足を踏んで舞う姿に農功的イメージが重なるのも理解できることである。しかし抑も地方における舞楽の招来および伝承が、「都文化に対する憧憬」を大きな原動力としていたことは疑いの余地がない。仮に時代が下るとともにそういった意義は薄れていくとしても、「郷土的変化」の一言に帰着させてしまうことには少々無理があるのではなかろうか。後者は、そういった矛盾を解消する説といえるが、未だその具体的検証がなされぬままである。
    筆者は、これまでの研究において、中世における中央の舞楽が「足踏」「前傾姿勢」を主たる要素とする舞であったとの見解を提示したが、本稿では、一方の地方舞楽のなかに、それらの動作要素がいかに多く見いだすことができるか検証する。同様に、こんにちの中央舞楽ではほぼ完全に消滅した動作「延立」が、地方舞楽の中に今なお息づいている例をあげる。一方で、こんにちの中央の舞楽では、「禹歩」的足捌きの法則性 (片足を―摺りながら―披くと、もう一方の足を引き寄せ、次にはその左右逆を繰返す) が基本的要素となっているが、これは中世以来のものではなく、江戸中期以降の伝承のなかで発展した可能性を、地方舞楽との聯関により明らかにした。
    こんにちの地方舞楽に多くみられる「足踏」「前傾姿勢」「延立」「一寸とす」「摺足」「禹歩的足捌き」といった動作要素は、或る時代の中央舞楽の様式を反映したものである可能性が高いといえる。地方舞楽の個々の事例において、これら動作要素の有無をみることにより、いつの時代において中央様式の影響が濃厚か、一往の判断指標になりうるのではないだろうか。
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