近畿大学附属中学校では,2014年度から全教員・生徒にタブレット端末(米国Apple社iPad)を導入し,全教室で電子黒板を用いたICT教育を開始した.ICTの活用は新学習指導要領で求められる「主体的・対話的で深い学び」の実現において期待されている.本研究は,近畿大学附属中学校でのICTを活用した協働的探究学習の運営方法を検討し,その効果について検証することを目的とした.生徒達は授業内でiPadを用いた情報の収集・共有・整理を効率良く行うことができており,年度終了時に実施したアンケート調査でも探究活動をしっかり行うことができたと自己評価した.
抄録全体を表示