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クエリ検索: "近藤夏子"
4件中 1-4の結果を表示しています
  • 藤原 めぐみ, 大塚 浩通, 近藤 夏子, 堀 泰智, 金井 一享, 岡野 昇三, 上地 正実, 及川 正明
    ペット栄養学会誌
    2007年 10 巻 Supplement 号 25-26
    発行日: 2007/07/11
    公開日: 2012/09/24
    ジャーナル フリー
    近年,肥満が原因となる糖尿病の発生が犬の生活習慣病として問題視されている。免疫細胞は様々な因子によって機能を調整されているが,インスリンは糖の取り込みを促進するホルモンであるが,Tリンパ球の反応を強め,免疫機能活性に関与していることが指摘されている。そこで加齢性変化に伴うTリンパ球のインスリンの反応性の違いを明らかにする目的で,健康な犬のリンパ球を用い,インスリン添加下でのリンパ球幼若化反応およびreal time PCR法によるIL-2,IL-4,IL-10,IFNYmRNAの発現量を解析・比較した。試験対象にはビーグル犬を用い,1から3歳までを1群,4から7歳までを2群,8歳から12歳までを3群として,コンカナバリンA(ConA)によってリンパ球を刺激培養した。全ての群で,インスリン加ConA培養におけるリンパ球のIL-2,IL-4,IFNYmRNA発現量はConA単独に比べ高かったものの,IL-10mRNA発現量は低下した。また,3群のインスリン添加によるIL-2およびIL-4mRNA発現量は,1群および2群に比べ低かった。このことから健康な犬では加齢にともない,インスリン刺激によるT細胞のサイトカイン産生が低下するものと考えられた
  • 道上 宏之
    岡山医学会雑誌
    2015年 127 巻 1 号 1-3
    発行日: 2015/04/01
    公開日: 2015/05/01
    ジャーナル フリー
  • 小野 公二, 鈴木 実, 増永 慎一郎, 近藤 夏子, 櫻井 良憲, 田中 浩基, 木梨 友子, 丸橋 晃
    RADIOISOTOPES
    2012年 61 巻 4 号 209-222
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/04/28
    ジャーナル オープンアクセス
    BNCTは腫瘍に集積した10B化合物と中性子の核反応による極短飛程,高LETのα粒子でがん細胞を選択性良く破壊する療法である。米国で始まった研究は我が国での基礎・臨床研究,特に1990年代の研究成果に支えられ21世紀に入って大きな飛躍を遂げつつある。対象腫瘍は悪性脳腫瘍,黒色腫から再発頭頸部腫瘍,多発肝臓癌,肺癌(悪性胸膜中皮腫)等へ広がり,研究炉に替わる加速器中性子源が世界に先駆けて我が国において開発された。
  • 三好 憲雄, 岡崎 茂俊, 近藤 夏子, 田中 浩基, 櫻井 良憲
    日本レーザー医学会誌
    2023年 44 巻 1 号 2-15
    発行日: 2023/04/15
    公開日: 2023/04/15
    [早期公開] 公開日: 2023/04/01
    ジャーナル フリー HTML

    ここ50年間には原子炉の熱中性子線,サイクロトロンあるいはシンクロトロン放射光技術は目覚ましく進展し,国内の至る所で建設され癌の照射治療に活用さていることは広く知られている.これまでのところ癌特異性や癌再発の課題が十分には解決されていないため,現状はまだ新しい放射光照射の癌治療法として全面的には採用されていない.この癌特異性と癌再発の課題解決のため,我々はポルフィリン環が持つ癌選択性を活用し解決する手段として適用し,これら線源照射の増感性を評価した.

    熱中性子線に対する補足剤10Bデカーボネートとポルフィリン(Chlorine-E6)の誘導体(Compound-B: CB)をこれら放射光とレーザー光の増感剤として使用した.

    まずCBの光線力学治療(Photodynamic Therapy: PDT)における光増感効率を標準メチレンブルー(MB)や臨床用レザフィリン(Talaporfin Sodium)の一重項酸素生成能と比較検討した.その結果,MBや従来の臨床光増感剤に比べ約12~35%の光増感性が期待できることがわかった.

    次にその熱中生子線,陽子線と炭素線照射に対するCBの増感性検証のため,CBを投与したC6脳腫瘍培養細胞を使用し,熱中性子線は京都大学原子炉実験所及び炭素線マイクロビームは原子力研究開発機構高崎量子応用研究所でin vitro実験をおこなった.同細胞を移植の腫瘍モデルマウスを使用したin vivo実験では,シンクロトロン陽子線は(公財)若狭湾研究センターで,同じく炭素線は旧放射線医学総合研究所及び比較的高エネルギーのX線(>75 keV)は福井大学医学部RIセンターの3施設で行った.尚,各々の共同利用のマシンタイム申請後,照射効果をその都度検討した.

    その結果,それぞれ異なる照射線源や照射条件下においても共通して,CBの増感効果を確認できた.更に従来から研究継続の光線力学治療(Photodynamic Therapy: PDT)との併用照射の追加治療により抗腫瘍の相乗的効果を得た.腫瘍の再発を効率良く防止でき,腫瘍は縮退し消失のケースも見られた.

    したがって両用増感剤分子CBは癌特異性と,熱中性子線だけでなく陽子線や炭素線のシンクロトロンやサイクロトロン放射光に対する増感作用及びPDT併用治療の相乗効果により,癌再発の課題を解決する手段として有効であることがわかった.これによりCBの適用は新しい放射光の対処法(もしくは治療法)として全面的に採用が可能である.実現の方法としては,BNCT,陽子線や炭素線などの治療施設にコンパクトな半導体レーザーを運び込み,照射後にPDTを併用して実施することが考えられる.

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