【目的】
我々の施設で47例のロボット支援腹腔鏡下仙骨膣固定術 (RASC) を施行した. 導入初期の術者間の検討を行ったので報告する.
【対象/方法】
術者は婦人科医Aと泌尿器科医Bで, 腹腔鏡下仙骨腟固定術 (LSC) の術者経験を各々44例, 13例有していた. 対象は年齢55-80歳のPOP-Q (Pelvic Organ Prolapse-Quantitation) stage Ⅱ以上のシングルメッシュ法による手術行った患者43例 (術者A : 31例 B : 12例).
方法は手術時間を手術操作ごとにパート分けし, 術者間で検討した.
【結果】
両群で背景に有意差はない. 術者間における手術時間に統計学的有意差はなかった.
【考察】
LSCの経験数よりもロボット手術への習熟度が手術時間の短縮へ寄与すると考えられる.
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