本稿では、Windows95、Visual Basic (Version 4.O)、PC (PCMCIA)カードを用いた行動実1験制御システム構築の一事例を紹介する。このシステムは、液晶ディスプレイに装着したタッチパネルから反応を取得し、PCカード経由でトークンディスペンサーを駆動する。反応の検出や外部機器の制御は、Visual Basicによるプログラミングによって実現できる。Visual Basicによるプログラミングは、フォームの作成、プロパティの設定、コードの記述から成る。これらは、実際のプログラム上では、条件人力、呈示する刺激属性の設定、論理演算に相当する。Visual Basicには一定間隔毎に所定の処理を行うタイマーコントロールが装備されているが、その精度は高くない。この問題は、Windows App11cation Programming Interrace (API)の時間に関する関数を利用することによって改善できる。
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