カルシトランスの屋外における大量培養の安定性を明らかにするため，春季から秋季に100 l，500 l および 5 kl 水槽を用いてネオグラシーレと比較する試験区を設定して屋外培養試験を実施した。また，カルシトランスの市販品を元種に用いる方法の実用性や高温期にを用いることの有効性を明らかにするための培養試験も併せて実施した。その結果，カルシトランスは培養適期の春季には最高細胞密度で100 l，500 l 水槽とも約600万細胞/ml に達し，最高細胞密度はやや劣る傾向があるもののネオグラシーレと同様に安定的な培養が可能であることが判明し，さらに市販品を元種に用いることでより効率的な培養ができることを確認した。また，高温期にを用いて培養水温の上昇を抑制する方法は，餌料用微細藻類の安定培養に効果的であり，高温耐性の低いカルシトランスでも盛夏期における培養が可能であることが示唆された。

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トップライトを有する橋上型駅舎であるKF駅の3次元モデルを作成し、トップライト遮蔽方法ごとの温熱・光環境シミュレーションを行った。遮蔽方法ごとの日積算床面日射量、年間照度達成率および空間印象把握のための形態係数の算出を行い、これらの3つを等価の評価軸とした際、日射遮蔽率75％のルーバー傾斜角42°が本研究における最も優れた遮蔽方法であることが示された。

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KF駅の構内温熱・光環境、トップライトに関する印象の評価を行うために、実測調査およびアンケート調査を行った。KF駅では

が設置されたトップライトからの日射の影響により、半屋外空間の熱的需要上限であるSET*32℃を超える時間帯が多く見られた。また、床面照度も同様に、日射によりトップライト直下では高い値を示した。利用者のトップライトに関する評価は肯定的なものが多く、トップライトによって駅構内の空間印象が向上することが判明した。

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シンテッポウユリを6月に出荷するための暗期中断の効果, その開始時期と期間を検討した.
1. 2月に定植した‘さきがけ雷山’および‘伊那系’を暗期中断することにより開花は促進され, 6月下旬に開花した.
2. ‘ホワイトランサー’を2月から4月の間に暗期中断を開始することにより, 6月下旬に開花した.
3. ‘ホワイトランサー’が6月に開花するための暗期中断の期間は4週間以上が必要であった.

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The flesh quality of cultured red sea bream is distinguished from wild red sea bream by the body color and black lines in the muscle. By histological observation, the part where black lines appear and their properties were clarified by histochemical analysis. Furthermore, effects of sun-shade in rearing under different shade rates were examined for the purpose of protecting the surface of the body from melanism and removing black lines from the muscle.
Black lines were observed along the periphery of the blood vessel, while dark green stain-ing with ferric ferricyanide and decoloration with 40% peracetic acid showed that melanin was contained in them. Unlike melanophores in the cutis, those in the black lines didn't respond either to KCl or to NaCl.
The brightness (L value) of the body color of the sun-shaded specimen determined by using a color meter evened up with that of wild red sea bream, and the density of black lines decreased from 17 day-sun-shade on a rate of more than 90% shade. The wild red sea bream maintained body color during the experimental period by sun-shade. Of ultraviolet and visible rays, shading of the later was more effective in the removal of black lines.
It has been definitely shown by these results that sun-shade of more than 17 days and a rate of 90% rate is effective in the improvement of flesh quality of cultured red sea bream.

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キクが光周性花成において感知する朝夕の薄暮時の光量を人工光源を用いて検討した．赤色蛍光灯によるキクの花成抑制効果を朝方および夕方電照で比較したところ，供試した秋ギク4品種では夕方電照よりも朝方電照で高い花成抑制効果が得られた．R光LED電球による秋ギク‘神馬’の暗期と感じる放射照度の閾値は，朝方は10 mW・m^–2以下，夕方では70 mW・m^–2付近であった．‘神馬’に対するR光，R + FR光の電照では，R光の閾値にFR光は影響しなかった．‘神馬’が光周性花成において感知する明暗の放射照度は，栽培期間が長くなると高くなった．指宿市で観測した102日間の朝夕の同一放射照度が得られる日の出日の入りを起点とした時間は，地形や気象の影響を受けて，朝夕それぞれ20分程度変化した．R光LED電球による明暗識別の閾値放射照度を用いて，‘神馬’が暗期と感じる朝夕の照度の推定を試みた結果，朝方8 lx以下，夕方54 lxが光周性花成における明暗の閾値と推定された．しかし，この推定値は気象要因や実施した試験環境条件（栽培地：指宿市，作型：11月出し，栽培環境：施設12時間日長）によって変動すると考えられた．

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1. An automatic switch for supplementary light in photoperiod experiments was devised.
2. Electrical circuits were closed or broken by means of metal and celluloid plate fixed on the dram of recording thermometer, which rotates once a day, and lighting and putting out at necessary time of supplementary light was made possible.

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