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クエリ検索: "邦楽百番"
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  • 宇治橋 祐之
    放送研究と調査
    2021年 71 巻 11 号 54-83
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/11/20
    研究報告書・技術報告書 フリー
    1931年開局のラジオ第2放送は2021年で90周年を迎えた。それまでのラジオ第1放送に加えて、教育放送を目的として設立されたものである。しかし野球中継が相場の放送(株式市況)で中断されないようにするなど、聴取者の番組選択の幅を広げる目的も強く、同じ時間に別の番組を放送することから「二重放送」と呼ばれた。また、戦前の放送は東京、大阪、名古屋に限られ、全国放送の第1放送に対して「都市放送」と呼ばれた。 戦後当初の第2放送はスポーツ中継と音楽番組が多かったが、スポーツ中継が第1放送、音楽番組が1969年開局のFM放送に移ることで、教育放送として定着していく。教育番組としては、学校放送番組、高校講座、語学番組が中心であったが、学校放送番組はテレビ放送に順次移行、代わりに、教養番組や福祉番組の放送が加わり、開局当初から続く語学番組と1953年から放送の高校講座と合わせて、80年代からは生涯学習波としての役割を果たすようになる。 NHK経営計画(2021-2023年度)では、聴取者の意向を考慮しつつ、音声波を現在の3波(R1、R2、FM)から2波(AM、FM)への整理・削減に向けた検討が始まる。放送波としてのラジオの聴取率は下がっている一方で、新型コロナ下でインターネットラジオや音声メディアへの関心もみられる。 ラジオ第2放送については70年目の2001年に編成の分析についての論考がまとめられているが、90年の節目にあたって改めて振り返るとともに、特に2000年代からのインターネット展開と、語学番組・高校講座の変遷についてみていく。
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