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2件中 1-2の結果を表示しています
  • 胡 蝶, 小池 正雄, 姚 彤
    森林計画学会誌
    2007年 41 巻 1 号 31-39
    発行日: 2007/06/30
    公開日: 2017/09/01
    ジャーナル フリー
    本研究は中国神農架林区におけるエコツーリズムの現状を把握するために,地元住民を対象として実施したアンケート調査の結果を分析したものである。アンケート調査は,エコツーリズムの導入・展開が林区の自然環境,生活環境,地域の伝統文化などに与える影響,地元住民の主たる収入源,エコツーリズムに関する認知度,エコツーリズムの展開に対する態度などをあきらかにすることを重点として行った。アンケート調査の結果に基づいて,神農架林区におけるエコツーリズムの現状を自然環境,経済,社会及び文化の4つの側面から分析した。現在,神農架林区では,エコツーリズムの導入・展開により経済発展が促進され,住民の収入が増加してきているため,エコツーリズムの更なる展開が多くの住民の願望になっている。しかし,その一方,エコツーリズム展開の自然環境と伝統文化への悪影響や自然環境と伝統文化の保護不足などの諸問題も浮かび上がってきている。よって,現在,神農架林区では,地元行政側はエコツーリズムの推進主体として,自然環境,経済,社会,文化の四者のバランスの取れた発展を求められており,自然環境と伝統文化への悪影響などの諸問題が解決できるように,適切な対策を立てることを要求されている。
  • 胡 蝶, 小池 正雄, 姚 彤
    森林計画学会誌
    2009年 42 巻 1 号 43-52
    発行日: 2009/01/30
    公開日: 2017/09/01
    ジャーナル フリー
    本研究は中国のエコツーリズム発祥地である神農架林区を事例にとり,その成立・展開過程に対して考察を加え,林区の林業・森林利用の展開の各段階の政策と特徴を把握し,林業の展開が地元住民に与えた影響を明らかにすることを研究課題としている。その結果,神農架林区の林業は粗放的な開発段階,転換初期段階,保護と開発のせめぎ合いの段階,持続可能な発展段階への展望が見え始める段階へと転換した。その4段階の展開によって,地元住民の生産・生活様式の変化,生活環境の改善,収入の増加,就業機会の増加,住民の自然環境保護に対する意識の向上,産業構造の調整がもたらされた。地域の持続的な発展を可能とするためには,原生林採取林業を基盤とした一過的な持続可能性を持たない経済段階から,生態環境の保護・改善を基礎とした経済発展による地域に根ざした持続的展開を可能とする段階へと展開していくべきであり,神農架林区においては,その展開途上にあると言えよう。
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