本論は2014年10月4日に開催された第二回看護理工学会の基調講演内容である.講演は「コンシリエンスデザイン」という日本で最初のデザイン領域の提案をした.看護・保健学・医学・工学・基礎工学などの学術との融合性・結合性・統合性で新たな学際化がテーマであった.論文の文体構成を遵守しながら,「コンシリエンスデザイン看医工学」という先端的,学際的で統合領域の提示,その強化提唱が目標である.よって,本論の目標から今後の人類存続,地球環境の保全確立などの目的が学際的な統合を促進させるための危機解決学になる.日本は3.11・東日本大震災によって,国土的な破壊は敗戦時での被爆国家どころか,原発問題も抱え込んだ国難国家になっている.そこで危機管理学を危機解決学のデザインとし,どのようにデザイナーとして大学人として取り組んでいるかの事例成果から,新デザイン領域の拡大化と学際の定義化をめざしている.
抄録全体を表示