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クエリ検索: "阿南市立長生小学校"
1件中 1-1の結果を表示しています
  • 勝瀬 秀成, 島宗 理
    行動分析学研究
    2014年 29 巻 1 号 32-39
    発行日: 2014/07/30
    公開日: 2017/06/28
    ジャーナル フリー
    研究の目的 刺激シェイピングと十分な単語セットを用いたエコーイック訓練によって、発話が不明瞭な音節と音節を含む単語の発音を明瞭にすることができるかどうかを検討した。研究計画 行動間多層プローブデザインの考え方を参考にして、訓練の前後にすべての単語セットについてテストを行い、一つの単語セットを用いた訓練がほかの単語セットの発音に及ぼす影響を確認しながら、標的音ごとにエコーイック訓練を順に実施した。場面 小学校の授業時間中に指導者と参加児が一対一で訓練を行った。参加者 特別支援学級に在籍し、ダウン症がある小学5年生1名が参加した。介入 標的の音節を含む語を見本として音声提示し、標的音を明瞭に模倣できたら褒め言葉などで強化するエコーイック訓練を行った。訓練は単音から始め、音節数を2、3、4以上と段階的に増やした。単語の中の標的音の位置も変え、十分に変化をもたせた単語セットを用いた。行動の指標 エコーイック訓練とテストにおける正反応率を従属変数とした。結果 訓練により標的音の発音は明瞭になり、訓練に用いた単語全体の発音や、訓練には用いなかった単語における発音、タクト課題における発音も改善された。社会的妥当性の評価も高かった。結論 刺激シェイピングと十分な単語セットを用いたエコーイック訓練は参加児の発音を明瞭にするのに有効な指導法であった。
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