名古屋市
は, 戦災復興計画以来, 小学校を地域の防災上の拠点とするため, 約半数の113小学校が道路を隔てて公園に隣接している。その中の8校の校庭は, 道路を廃して公園と一体化させた学校公園となっている。校長及び教頭への学校公園の管理に関する聞き取り調査では, 授業の一環としての利用はあるが住民の利用は少なく, 授業時以外の責任の曖昧さや管理の負担を感じており, できれば専用で使いたいという回答が多かった。大森北小学校 (守山区) では, 学校公園を利用したワークショップに, 多くの児童, 親, 及び学区住民が参加したが, 学区連絡協議会長, 校長及びPTA会長の3者の参画及び呼びかけが有効であった。
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