火薬類や有機過酸化物に代表される不安定物質には,火災や爆発などをおこすいわゆるエネルギー危険性を持っているものがある.しかしながら,我が国では不安定物質のエネルギー危険を評価する手法が確立しておらず,そのために危険性が見過ごされて起こった事故の発生も確認されている.諸外国においても似たような実状であるが,国連やOECDではこれら不安定物質の評価法の統一が積極的に議論されている.ここでは,種々の不安定物質の評価法を国際的動向も含めて紹介する.
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