近年,インターネットの普及によって,多くの企業および学校,官公庁でインターネットを利用したミッションクリティカルなシステムが増加してきている。そのため,今まで以上にシステムの高可用性が必要とされるようになってきた。しかし,一方でシステムの大規模化,複雑化が進み,限られたシステム運用者リソースで全てのイベントに対応することが困難になってきている。本研究では,この問題に対応するため,ネットワークサービスの可視化という概念を取り入れ,システム運用者の監視業務を支援するシステム改善方法を提案する。これによって,限られたシステム運用者リソースで大規模複雑化したシステムを管理することが可能となり,システムの可用性を重視した運用方針の戦略を立てることが可能となる。
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